ラトビアのいろいろ案内板
2019年07月11日(木) 20:17
UXいろいろ, ヨーロッパ所々方々, サインやUIの話, マチとヒトの観察, ラトビア- VARIOUS INFORMATION BOARDS IN LATVIA
- Much information is provided in both Latvian and Russian in Latvia, and English is the 3rd language for tourists. Parking regulations are mostly provided in pictures, which could be easiest for everybody to understand. The inconsistent ways of writing the day of the week was pretty confusing. Does "Ⅰ" mean "Monday"? The worst case was "●" that each dot seems to represent the day of the week, but we need to guess which dot would be which day.
ラトビアは、東側で大国ロシアと接する国です。1940年に北のエストニア、南のリトアニアとともに旧ソ連邦に編入されました。1991年に独立を果たすまでは、ソ連邦を構成する国のひとつだったわけです。民族としては、ラトビア人が過半数を占めているようですが、ロシア民族も約3割ほどいらっしゃる。というわけで、公用語はラトビア語オンリーですが、ロシア語が併記されているところが多かった。
先日紹介したĶemeri National Park(ケメリ国立公園)のフローティング遊歩道の脇にも、写真[1]のように、ラトビア語とロシア語の併記で「雨の日は滑りやすいから気をつけて!」という注意が書かれていました。もう少し観光客が多くなる同じくケメリ国立公園の大湿原では、英語がさらに併記されていました(写真[2])。「15人以上は登らないで」みたいな規則が書かれています。でも湿原の入り口にあった注意は、英語とドイツ語の二ヶ国語(写真[3])。なぜだろう? 地元の人は、雨の日に来たりしないけど、海外からの観光客は荒天でも来ちゃって、滑っちゃって、転んじゃうからでしょうか?
駐車スペースの駐車ルール表記は、言葉の壁を乗り越えるべくほとんどイラストでした。柵に向かって前向きに駐車すべし、歩道に向かって前向き駐車すべし、歩道に乗り上げて前向き駐車すべしってな感じです(順に写真[4][5][6])。写真[6]の駐車スペースは、スウェーデンとおなじで、駐車開始時刻を自己申告するメーターを置いておかないと(たぶん)罰金です。
ラトビアでいちばん読解に苦労したのは、曜日。ラトビア国立図書館の夏時間案内が入り口に掲示されていましたが(写真[7])、ただでさえ読めないラトビア語の曜日が略記されていました。お休みらしきSv/Sを日曜日だと推測すると、P/Mが月曜日で、火曜日はO/Tで……、と改めて見てみたら、スラッシュの後は英語なんでないの? 今さら気づきました笑。ってか、分かりにくいわっ。しかし、コレはかなりマシなほうで、写真[8]のお店は、Ⅰ(たぶん月曜)からⅤ(たぶん金曜)まで連日8時~18時にお店を開けますって言ってるようですが確信なし。写真[9]のお店にいたっては、「●」が並んでいるだけ笑。たぶん月曜から木曜は7時~23時、金曜と土曜は深夜を回って午前2時まで営業しますってこと……だろうな、たぶん。金土は夜更かしするっていうのはラトビアも同じだということが、なんとなくわかった。たぶん笑。