移住の記録2 – 入国から個人番号取得まで

2018年10月07日(日) 18:50

ヨーロッパ所々方々, Skåne, スウェーデン
RECORD OF OUR MOVE FROM JAPAN TO SWEDEN -2
Right after our arrival in Sweden, we started to look for a place to live. The first preview was a house on the day of our arrival, which reminded us the high possibility of living in a house instead of an apartment, though we missed that one. I started to go through red tapes to get a permission to live in Sweden in parallel, which took almost 2 months to receive my person number finally. We thank to the agency who has helped us to set up, but she often forgets some important arrangements or cordinations, which I don't want to believe it as a Swedish standard...

コペンハーゲン空港から橋を渡ってスウェーデンに到着。スーツケースを大小あわせて5個+機内持ち込み手荷物4個ですから、それはもう大荷物でしたが、にもかかわらず、なんとその足で物件候補1軒目の内見へ。

  • 7月23日 物件内見1軒目

3月に下見で来た際に2軒(いずれも80㎡くらいの手狭な物件で論外)や日本にいる間にSkypeで見たもの(巨大な備え付け本棚のあるアパートやリノベーション済みの魅力的な物件もありましたがビザ未取得のため契約へ進めず断念)を除いて新たにカウントします。この日にはじめてアパートではなく一軒家の物件を見せてもらい、窓から見える景色や洗濯乾燥機をいつでも使える設備などを考慮したら一軒家のほうが良いのではないか……ということになりました。この物件はタッチの差で他の人に取られてしまいましてちょっと後悔。仲介業者としては、即決しないと誰かに取られるという状況を体感させることに成功した感じでした。そうやって危機感を煽り、なるべく少ない仲介数で決めさせる戦法のようです。そのへんの心理戦が実は結構つかれました。

  • 7月24日 移民局で移住手続き

旦那の手続きは7月上旬の出張時に終了していたので、この日はわたしの分だけ。予約をしたうえで朝いちばんに乗り込んだからすんなり終了。

  • 7月25日 物件内見2軒目

Västra hamnen(ヴェストラ・ハムネン)という海沿いの新興住宅街にあるマンションの一室でした。設備のすべてが新しいし、すぐそこが海という立地なので、仲介業者としては「こいつらはきっとここに決める」と思っていたっぽいけれど、せっかく海が近い物件なのに海の見える部屋は一つもないどころか、リビングの窓から隣の家の中が見える(つまり向こうからも見える)というリラックスしようのない間取りだったのでパス。

  • 8月上旬 ビザカード取得

7月24日に手続きしたものが無事に終わって、仲介業者経由でわたしの手元に届きました。これでパスポートを携行しなくても済んで楽ちん!としばらく思い込んでいたのですが、これは間違いでした。このカードはあくまでも滞在許可が出ていることを示すものであって身分証明書にはならないから、やっぱりパスポート携行しないとならないことが判明する。異国で暮らすって大変。

  • 8月9日 物件「下見」3軒目

これが後に契約へと至る今の家の「下見」です。ずっとMalmöで探していたのに、いきなりLund暮らしを視野に入れることとなったため、Malmöからバスで行ってみたり、家から最寄りのスーパーマーケットまで歩いてみたり、Lundの街を見て回ったり、一人でそんな下見を行いました。

  • 8月10日 航空便荷物受け取り

ホテル暮らしが2週間を過ぎて、少し辛くなり始めたところに炊飯器をはじめとする荷物の到着です。生き返りました。

  • 8月13日 物件内見3軒目

日を改めての内見。大家さんにもお会いして、中を見せてもらい、夫婦でどれほど頑張ってリノベーションしてきたかというお話も伺いました。インターネット回線の状況が不明だったり、金額をはじめとする条件面での話し合いは必要とするも、お互い前向きに検討しましょうということでいったんお別れ。

  • 8月17日 税務局へ個人番号申請

スウェーデンは国民全員に個人番号(日本でいうマイナンバー)を付与して、あれこれすべてその番号で管理しているから、「個人番号を手に入れるまでは存在していないも同じ」と言われるくらい大切な手続きです。それが入国後およそ1ヶ月でやっとの申請。移住手続きの次に大切なステップです。仲介業者とのスケジュール調整なんかも影響していますが、個人番号の申請までですでに1ヶ月経過ですよ。すべてがゆっくりです。

  • 8月22日 ホテル部屋移動

17日に税務局へ行った帰り、ホテルの延長申請を忘れずにしてください!と仲介業者に頼んでおいたにもかかわらず、彼女はすっかり忘れて週末を楽しみ、そのまま失念してくれたおかげで、ホテルの部屋を移動する羽目になりました。こういう「忘れてました」系のトラブルが実は結構ある。インターネット回線の状況確認も彼女は忘れていて、契約直前になってADSL回線だということが判明し、旦那は青くなってました。契約はいったん白紙か…というところまで行きかけましたが、双方の歩み寄りによりなんとか契約へとこぎつける。

  • 8月31日 入居契約と鍵の受け渡し

契約開始は9月1日ですが、土曜日だということと、ヘルシンボリに行く超個人的な用事があったのとで、前日に大家さん、仲介業者、そしてうちの三者立ち合いのもと、契約が完了しました。やっと、住むところが確定。本当にうれしかったし、ホッとしました。

  • 9月8日 入居と荷物の搬入開始
  • 9月17日 船便荷物受け取り

ホテルと家とIKEAを何度も行ったり来たりして暮らす準備を整えて、ちょうど良い具合に船便の荷物も受け取れて、日本への一時帰国を前にほぼ荷物を整理できました。

  • 9月19日 個人番号取得

そしてやっと、わたしの個人番号(Personnummer)も到着です。さすがに番号は隠しておく。申請からほぼ1ヶ月。スウェーデン到着からほぼ2ヶ月で、やっとここまで。残すはIDカードの申請とそれが手に入ってからの銀行口座開設。旦那の分は約3週間前倒しで手続きがスタートしているので、わたしが個人番号を取得した頃、IDカードを手に入れて、仮で作っておいた銀行口座が正式な口座にアップグレードされました。移住ってやっぱりすごく大変。この記録が、いつか誰かの役に立つことを切に願いつつ、つづく。