称名寺で薪能~2年目

2025年05月08日(木) 13:24

日本発信四方山話, 神奈川
ENJOYING TAKIGINŌ YEAR TWO
My second time at the Shōmyōji takiginō was a smooth and rewarding experience, thanks to last year’s lessons—from smart seat selection to solid cold-weather prep. A mix-up at the earlier pre-event lecture reminded me that even repeat visits can bring surprises.

昨年はじめて観覧した称名寺の薪能。二度目の観覧報告です。今年も3月15日の販売開始日からがんばりました。昨年の反省を生かし、事前販売開始時刻の1時間以上前に区役所へ乗り込みましたところ、待合室に入れる順番でした。

早く行った分だけ待ち時間が長くなるのは覚悟の上でしたが、この時間に行けば、屋内で座って待てることが判明。2年目にして知恵を手に入れました。来年以降もこの作戦でいきましょう。

いやしかし、「去年と同じだよね…」という思い込み全開でいると、サクッと変わっていることもあって大変。たとえば、事前講習会の会場です。去年と同様に金沢文庫で開催されると信じて、会場を確認することなく金沢文庫へ行ったら、ほぼノーゲスで「おかしいな?」と思いつつ、それでも「先に展示を見ちゃおうぜー」とか言って入場料を払おうとしたら「事前講習会の会場は金沢区公会堂ですよ……」と言われて青ざめるとか笑。早めに行っていたので、それからの移動でもぜんぜん間に合ったから良かったものの、ふたりしてアホなことしてしまいました。

それに、去年選んだ「舞台を斜めに見る座席」がかなり良かったので、今年もその作戦でいこうと思っていましたが、演者が登場する橋掛り側の斜めの席は、すべてオンライン販売席になってましたー!(下の写真の黒く塗りつぶされている席がオンライン販売席です)

そうなると、すこし後ろになっても正面席が良いよねってことで、今年は菖蒲ブロック、8列目の29番と30番を選択。そこから見た能舞台はこんな感じでした。

能の演目は、櫻間右陣 能楽師による『竹生島』、狂言は、野村萬斎 狂言師による『舟渡聟(ふなわたしむこ)』でした。狂言は、野村親子の共演です。全体の流れは1年目でしっかり勉強したし、演目のあらすじも頭に入っているし、座布団やひざ掛けも用意して寒さ対策も万全で、間狂言(能の前場と後場をつなぐ狂言)まで笑って楽しむ余裕がありましたとさ。

黄菖蒲は今年はすこし遅れていて満開とまではいってませんでしたがキレイに咲いてました。

ついでに、終演後の称名寺ライトアップ写真も載っけておきます。