静けさに包まれる宿

2025年05月09日(金) 15:37

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ARCHITECTURE IN STILLNESS
Spent Golden Week at Kodomari Fuji, the first lodging designed by architect Terunobu Fujimori. Blending whimsy with nature, the building offered views of Mt. Fuji and Kai-Komagatake, a peaceful bench on a hill, and a unique, self-catering experience far from crowds or restaurants.

自然と調和することを目指しつつも、人間の手による人工物であることを逆に主張するようでもある、なんとも不思議な建物を設計される藤森照信さんが手がけたはじめての宿泊施設 小泊Fuji でGWの数日間を過ごしてきました。

よくよく建物を眺めていると、なんだか生き物っぽく見えてきてしまったなー笑。

その生き物の口にあたるテラスから真正面には遠くに富士山が見えました。

右手の奥には甲斐駒ヶ岳です。

建物の裏手、地域の人たちのご先祖様が眠る墓地の脇には樹齢300年を超える枝垂桜がありました。

残念ながらお花は終わっていましたが、小泊Fujiの屋根の桜はまだかろうじて花弁を残していました。標高が高くて、桜のみならず新緑にはまだすこし早かったみたい。

裏手の丘には、小泊Fujiの建物と遠くに甲斐駒ヶ岳を望みながらまったりするためのベンチが設けられています。最高ですな。

ちなみに周辺には、諏訪大社の大切な神田が並ぶばかりでなにもありません。晩ご飯は、ご用意いただいた野菜たっぷりのしゃぶしゃぶ鍋です。旅先で自炊とかあり得ない!という人には向かないお宿。自炊っつっても、鍋に放り込むだけですけどね笑。

周辺に飲食店はありませんが、井戸尻考古館はあります笑。始祖女神像との再会を果たすなど。

「お客様に新鮮な気持ちで楽しんでいただきたいとの思いから、室内の写真をSNSなど不特定多数へ発信すること」は禁止!という約束で泊まらせていただいているので、外観と室内から眺めた外の景色のみになります。あしからず。

神勝寺 禅と庭のミュージアムの寺務所多治見市にあるモザイクタイルミュージアムに続いて3件目の藤森照信デザイン。次こそは、滋賀県のラ コリーナ近江八幡かな……。