インド人デザインの宿

2023年05月19日(金) 13:59

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BEAUTIFUL HOTEL DESIGNED BY INDIAN
You may know STUDIO MUMBAI, if you are a fan of architecture, a professional group of architects based in Mumbai, India. There is a unique hotel produced by the studio in Onomichi, Hiroshima. It's a hilly small town, but promises such a view of peasuful Seto Inland Sea as long as you are happy enough to walk up and down a hill. The hotel offers a relaxing room, but the square bath tub which doesn't allow me to stretch my legs was the only drawback.

お風呂の設計は、日本人の入浴の習慣や文脈を理解している日本人建築家の設計がいちばんだな~って話。

昨日ご紹介した神勝寺のお風呂。熱々のお湯に手足を思いっきり伸ばして浸かり、ボケーっと景色を眺める。絶対に無理だとわかっているけれど「あぁ、このままずーっと浸かっていたい。出たくない」とか思わせてくれる大浴場コレ最高。

ホテル客室のお風呂は大浴場とは違うので比べてはいけないと思いつつ、しかしやはり、足を伸ばせない正方形はないぞ!と思ったのは、尾道で泊まったお宿LOGのお風呂です。

インド西海岸の都市ムンバイでスタジオ・ムンバイ・アーキテクツを率いるビジョイ・ジェイン氏が、インド国外ではじめて取り組んだ建築プロジェクトとして(どこかで)話題のお宿です。朝食が絶品だった!という紹介をして終わっていたので、備忘録がてらお風呂以外のステキっぷりをご紹介。

館内には、LOGの設計や施工の様子をふり返られるようになっているアトリエがあって、建築に興味のある人にはきっと楽しい空間です。

デザイナーの書斎を模して作ったとされるライブラリーは宿泊客も利用できるようになっています。要予約(コロナ禍過ぎたら仕組みは変わっているかも)。

客室はあまり広くはないのですが、裸足で気持ちよく過ごせるようにと、室内の床や壁にはふんだんに和紙が使われていました。

明け方、擦りガラスの窓の向こうで空が明るんでくる様子がとても美しかったです。

襖と窓の間には(冬は厳寒の)ベランダがあって、

窓を開けるとこんな景色が楽しめるようになっていました。

尾道は坂の町。こんなふうに穏やかな瀬戸内海を見下ろせるお宅がたくさんあるんでしょうね。階段や坂道を上り下りする生活が強いられますし、このお宿も数百段の階段を上った先にあるのでバリアフリーにはほど遠かった。でも、連絡すれば荷物を運ぶの手伝ってくれるそうです。お願いしなくて済むように、少ない荷物で行くと良いでしょう。