土偶ブームきました

2023年01月09日(月) 11:22

日本発信四方山話, 長野
CLAY DOLLS MADE IN JOMON PERIOD
Many of our ancesters seemed to have lived in the Nagano region about 4000-5000 years ago, and left beautiful clay dolls in the ground. 5 clay dolls have been selected as national treasures, and 2 of them were found there. As we saw another one in Hakodate last year, 2 more to complete.

昨年、北海道の函館市縄文文化交流センターで5体ある国宝土偶のひとつ「中空土偶」を拝見しましたが、年初の長野旅行で訪れた茅野市に尖石縄文考古館という博物館がありまして、そこに残り4体のうちの2つがある!っていうから行ってきました。2/5が一箇所にあるなんてスゴイじゃないかー。

ということで、まず「縄文のビーナス」がこちら。

[1] 縄文のビーナス正面 [2] 縄文のビーナス横顔 [3] 縄文のビーナス後ろ姿

大きく張り出したお腹とお尻が妊婦を思わせる造形です。寝かせるように安置した状態で出土したというのも大きな特徴のひとつらしい。

つづいて「仮面の女神」は高さ34センチの大型土偶です。

[4] 仮面の女神正面 [5] 仮面の女神横顔 [6] 仮面の女神後ろ姿

全身がほぼ完存していることと、お墓と思われる穴から出土したことが大きな特徴とされています。

どちらも、今から約4000~5000年前の縄文時代中期~後期前半につくられた土偶と推定されるそうな。他にも、めちゃくちゃ凝った装飾の土器や、

2個の器を合体させたようなものまで、

縄文時代の生活っぷりと美意識を想像させてくれる貴重な遺跡の数々が展示されていて見応え十分でした。で、こうなると国宝の残り2つが気になります。「縄文の女神」は山形県立博物館で、「合掌土偶」は青森県は八戸市の是川縄文館で見られるらしい。今年は九州方面へと思っていたのに、東北から呼ばれてる。