無用之選書

2021年11月05日(金) 15:32

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ANOTHER BOOK SELECTION SERVICE!
Here are the selected books by a book store owner in Tokyo. For other services I previously used, I had to write a lot to share my reading records which was a kind of tough work. For this one, however, I could enjoy answering questions. A question is like "Even though you are not fond of talking to people, do you sometimes pretend to like it?" Oh, yes! Another one, "If you can't beat them, do you normally join them?" The answers can be either yes, no, or depends. Great to have "depends," and select it, of course. Especially because I was disappointed by the book selection service by AI, I was thrilled to open the parcel and excited to find the books which I have never read. The message card was designed to reuse it as a book shelf mark, which turned out to be another fun. So far, this book store has offered me a great experience, though I haven't read even a book yet.

神保町にある(けどまだ行ったことのない)書店「無用之用」のクラウドファンディングで返礼品として選んでいた「無用之選書」が届きました。実はだいぶ前だけど笑。

ちょうど、他の選書サービスで手に入れた積読が残り1冊となったところだったのでナイスタイミング。

同封されていたメッセージカードは、折りたたんで棚見出しとして使えるようになっています。言われるとおりに作って、積ん読本コーナーの一角に「無用之選書棚」をつくりました。

いくつかの質問に対する回答にもとづいて「合いそうな本」を選んでくれる仕組みは、これまでに利用した選書サービスと同じです。でも、その質問の内容はかなりひねりが利いていました。まず1問目が「家の照明は蛍光色ですか?電球色ですか?」ですもの笑。本の内容に合わせて明かりを変えるような生活ができるようになると優雅ですね。

次の「人と話すのは本当はあんまり好きじゃないのに好きと言ってしまう事はありますか?」という問いも秀逸だ。「あるに決まってるじゃん!」とかつぶやきながら「ある」を選ぶ。

「普段、長いものには巻かれますか?」の回答選択肢に「長いものによる」があるのも良い。そうだよ、長いものによるよ。

そんな感じで、回答するだけでも楽しい!というのは、これまでの選書サービスにはないエクスペリエンスでした。

いわた書店の「選書カルテ」は記入するのがすごく大変だったし、それに倣って作られている選書サービスの多くも同様、利用者に「ある程度の苦痛を強いる」感じでした。回答が楽勝なAI選書の選書結果がお粗末だったこともあり、選書サービスを利用して満足を得るには、利用者側もすこし頑張らないとダメなもんなのかな……と、ぼんやり思っていたところだったから、アンケートに答える時点でワクワク感を届けてくれる無用之用の選書サービスは、一気にいわた書店に並んだ感があります。

届いた本の中に、既読本は一冊もありませんでした。馴染みのある著者の名前もない。他の選書サービスでは、選書された本のタイトルがメールで届き、既読本や読みたくない本があれば差し替えをお願いできるようになっています。無用之用とはそのやり取りもなく(クラファンの返礼品という位置づけだからできることかもしれませんが…)、いきなり本たちがドサッと届いたので、開封するときのワクワク感も半端ありませんでした。そして被りいっさい無しってのもスゴイ。自分から手に取ることはなかったであろう7冊です。さぁ、どれから読みましょうか?