普通の巨大な箱でお届け
2021年09月30日(木) 15:55
UXいろいろ, 日本発信四方山話, 神奈川, リサーチャーの知恵袋- MORE FLOWERS WITH A USUAL BOX
- Another trial use of a flower subscription service, Good day flowers. This one doesn't use any special box for the delivery, but the flowers were tightly wrapped with a relatively thick paper, which may prevent them from rubbing each other or against the box. It offers a guide how to arrange the flowers, which was really helpful. And look at this volume of the flowers with almost the same price with other services. It doesn't pour money into the special delivery box, and delivers more flowers with longer stems. So far, this service is overwhelmingly superior to others.
「好みの色を選べる」のが売りの HitoHana(8~10本で2,200円)と「インテリアスタイルを考えたお花の定期便」が謳い文句の medelu(6~7本で2,178円)を使い比べてきました。
茎を長く残した状態で届けてくれる medelu のほうがお花の持ちが良く、その分だけ優勢と思っていたのですが、数回使ってみて気づいてしまった思わぬ難点。それは、次回のお届けを「受け取る」か「スキップする」かを確認するメール配信がない点です。前週の木曜日までに「自己申告」しなければ、自動的に「受け取る」を選んだこととされ、次の金曜日にお花が届きます。おまけに自己申告しようとするときの動線がわかりにくい! 「スキップさせたくない」という気持ちがやんわり透けて見えるUIでした。HitoHana のほうは、締切前にかならず「来週はどうしますか?」という確認メールを送ってくれるので、medelu を試している間も忘れずに「スキップする」を選べていました。この差はなにげにデカイです。結局、medelu から届くお花は、丸っと一日遅れて受け取ることになってしまったり、お花が届くまで出かけられずにソワソワすることになったりと残念な体験が続きました。お花を大事にしたい気持ちはきっと持っているのに、ビジネスとしてはなるべく回数おおく届けたい。という気持ちはわかる。でも、解約することにしました。
そして、また別のサービスをお試しです。創業50年を誇る日本総合園芸が手掛けるお花のサブスクリプションサービス「花花是好日」です。「はなはなこれこうじつ」と呼ぶようです。
初回、巨大な箱で届きました。サイズ感を伝えるために、上にテレビのリモコンを載せてあります。
他社のように、中を見えるようにするなどの工夫はありませんし、箱もすこし潰れていましたが、中のお花はぜんぜん大丈夫でした。すこし厚手の紙で「すこし窮屈かな?」と思うくらいタイトにお花をくるんでありました。そのおかげで輸送中に中でお花が動いたり、擦れたりすることがなかったのではないかと思います。
「こんな感じで生けるべし!」という手引書が添えられているのもありがたい。
お手本にならって飾ってみたらこのボリューム! お値段、2,200円のスタンダードコースです。箱に余計なコストをかけずに「花」で勝負している感じがします。最初からここにすれば良かった感がスゴイ!
ちなみに、花花是好日からも確認メールは届きません。確認メールどころかいっさいメールが来ません。HitoHana からは週に何度も販促メールが来るし、medelu からもメルマガが来ていましたが、そういう類のものがいっさいなし。潔い。それに、スキップしたいときもログインしてマイページへ行けば、速攻「スキップ」ボタンが見つかりました。これまた潔い。ということで、 最初からここにすれば良かった感が本当にスゴイです!