コロナ禍の帰国日記④
2021年04月01日(木) 21:14
UXいろいろ, 日本発信四方山話, 東京, 泊まるコトコロ, 食べるモノコト- HOMECOMING DIARY - PART 4
- This is how the first day of my quarantine was like at APA. It started after a wave of shallow sleep with a loud announcement at 6am for those who were to finish the forced 3-day-quarantine today. For every meal, the loud announcement tells us to stay inside until the next announcement which tells bento box is delivered to each room and the staffs have evacuated. This procedure makes me feel like becoming a dog. Wait, wait, wait (for about an hour), and now you can eat. I am a smart enough dog to bring a bowl to drink an instant soup.
政府指定のホテルに収監された強制隔離生活1日目の様子をレポートします。
昨夜は、5.5時間もかかった手続き&移動でクタクタだったけれどなんとか21時過ぎまでベッドには入らずに頑張りました。が、入った途端に強烈な睡魔に襲われてダウン。しかしそのまま朝までとはいかず、深夜2時頃に目覚めた後、眠りたいのに眠れない状態が2~3時間ほど続き、やっとウトウトし始めた後の起床からスタートです。どうぞお楽しみください笑。
- 0600 目覚ましアナウンス炸裂
3日間の強制隔離を終えて今日解放されるかもしれない人のための目覚まし放送ピンポンパンポーン。明後日には私もこの目覚ましで起きなければならないらしい。 - 0738「これから朝ご飯を配るよ」アナウンス
0600のアナウンスでは起きられず、このピンポンパンポーンでビツクリして起きる。配膳係との接触を避けるため、次のアナウンスがあるまでドアを開けずに待つよう指示される。その後、ピンポンパンポーンの音が遠くで微かに聞こえてきて「全館一斉に鳴らしたりせず、階ごとに対応してくれているのかもしれない。優しいな……」とかボンヤリ思う。 - 0809「配り終わったよ」アナウンス
「マスクを着用し、ドアを開け、ドアが閉まらないようご注意のうえ、ドアノブにかけられているお食事をお取りください」と丁寧な指示。カードキーを持たずに外に出て、部屋に戻れなくなって困った囚人がかつていたにちがいない。「それにしてもいちいちマスクするのか、面倒だなー。ってか、配食に30分もかかるんだから、階ごとに対応しているとかないわ。朝遠くで聞こえたピンポンパンポーンは寝ぼけてただけだきっと笑。朝食弁当はこちら↓
- 1116「これから餌を配るから待て!」アナウンス
「配り終えるまで少々お時間がかかりますがドアを開けずにお待ちください」というエクスキューズの一文がアナウンスに含まれていることに気づく笑。 - 1207「餌、食ってヨシ」アナウンス
それにしても、お預け時間が長い。朝よりも長くなっている。お腹空いて死にそう。待っている間、入所時に渡された案内を見たりして空腹をごまかす食事時間は、朝食が730頃、昼食が1200頃となっていて、「配食を始める時間なのか配食完了目標時間なのかがわからないぞー」などとひとりでつっこむ。アナウンスの後、あまりにもすぐに取りに出ると餌を待ちかねていた犬みたいで嫌なので(事実そうなのだが……)、ちょっと時間差で取りに出る。そしてビツクリ、弁当がない!!!「なんで?弁当抜きか?私なんか悪いことしたか?」とドキドキしながら内線で問い合わせたら「配食が遅れてますのでもう少しお待ちください」とのこと。「待ってれば来るのか?とりあえず隣の確認だ!」ってことで旦那にメッセージを送ったら弁当を貪り食っているところだったっぽい。「絶対に配食ミスだから待っていても来ないって。すぐ電話しな!」と言われて二度目の確認電話。また「配食中です」と言われたが、隣には届いてると言ったら「すみませーん」と低姿勢に変貌。すぐ確認しますとのこと。このとき1226。昼食にありつけるのは何時だ? - 1234 弁当到着
ミスった係の人(本人かどうかは知らんが)と指導係みたいな人が二人で来て、ドアノブに弁当の入った袋を引っかけた後、ノック。「お弁当をお持ちしました」と言うので「ありがとうございます」とお礼を言ってお引き取りいただき、遠くまで行ったのを音で確認した後、ドアを開けて弁当をゲット。危うく食いっぱぐれるところだった昼食はこちら↓
- 1628 近所の部屋に「宅配」が届く
差し入れを受け付けてくれるという噂は本当だった模様。でも「寿司、サンドウィッチ、牛丼、カツ丼、コンビニ弁当、おにぎり等はお預かりできない」と案内に書いてあったので「他になにを差し入れてもらえって~のよ!」と思い、諦めた。大丈夫、私にはカップ麺がある。 - 1736「夜の餌をこれから配るから待て!」アナウンス
案内に記されていた夕食時間は「1800頃」なので、配食係が揃ったらとか、弁当が届いたらとか、まぁ、適当な感じなんだな、きっと。廊下から聞こえてきた様子によると、昼食の反省を生かして、担当者2人ペアで各部屋に配置すべき弁当数の声出し確認をしてる笑。「1321は1個、1324は2個」とか聞こえる。隔離者を部屋に連行するときに、中の人数を外から確認できるように数字のシールなんかをドアに貼るようにすれば、手持ちの表と照合するより簡単で確実になるんじゃないかな~?などと頼まれてもいないのに改善案を思いつく。 - 1838「食ってヨシ!」アナウンス
間違えないように慎重に配るあまり、配食にかかる時間が長くなってしまっているやないかーい笑(入所者数が増えただけかもしれないけど)。ちょっとだけ豪華(か?)な夕食がこちら↓
強制隔離生活1日目の様子をお届けしました。
レトルトのお吸い物やお茶漬けはもちろん、お椀もスーツケースに入れてきた私はエライ! だって飲み物は、毎食ペットボトルのお水1本だけなんですもの。せめてお茶にしてくれれば良いのになー。明日のご飯はどんなかなーワクワク(嘘)。