コロナ禍の帰国日記②

2021年03月30日(火) 14:56

UXいろいろ, 日本発信四方山話, ヨーロッパ所々方々, Skåne, スウェーデン, 泊まるコトコロ, 食べるモノコト
HOMECOMING DIARY - PART 2
Under this pandemic situation caused by COVID-19, compulsory quarantine for 3 days right after we fly back from Sweden could be an irregular circumstance. By following the advice from my husband's colleague who experienced this regulation, we try to pack our necessities separately to have a separate super small hotel room each in Tokyo. We packed charging equipments for a smartphone and others, instant noodles, and beverages like instant a miso-soup. There are so many concerns, but will see how our preparation would work.

コロナ以前の帰国と違うところは、日本へ入国後に隔離期間を持たなければならないことです。各国で変異株が発生し、感染が拡大する状況に応じて日本政府も水際対策を強化していますが、スウェーデンが対象国のひとつに指定されたのは3月上旬のことです。呑気に森でなんちゃってグランピングをしている途中でニュースが入ってきて、実は結構落ち込んだりしていました笑。その発表以前も「2週間の自主隔離」は既定路線だったのですが、この発表により「3日間の強制隔離」が確定したのです。空港到着後、政府が指定するホテルへ移動して、3日後の検査で陰性が証明されなければ強制隔離が延長されます。

ちなみに、ホテル代は政府持ち。というか、皆さまの税金で賄われることになりますが、だからこそ収容されるホテルは豪華でくつろげるものであるわけがなく、日本自慢の狭苦しいビジネスホテルになる見込みです。事前に体験された人にお話を伺ったところ、いただいたアドバイスのうちで大事と思われるのは次のふたつでした。

  • その3日間も仕事をしなければならないなら、夫婦別々に部屋を要求すべし
  • 3日間は冷や飯しか食べられないので、インスタントの味噌汁やお吸い物、できるならインスタントラーメンなどを持参すべし

ということで、スウェーデンで買える韓国のカップラーメンを3つずつ準備しました。大量の荷物の中に、こんな嵩張るモノを入れなければならなくて大変不満ですが、苦労して持参したことを喜ぶ日がすぐにやってくることでしょう。

カップラーメンも含めて実際に荷造りをしてみて気づいたのは、二人で別の部屋に閉じ込められることを前提にしなければならないことです。通常なら二人で共有したり分け合ったりできるものを、二人分きっちり別々に準備して、それぞれのスーツケースに入れておかなければなりません。スマホその他の充電ケーブルやアダプター、衣類はもちろん薬や洗面用具などもそれぞれのスーツケースに入れておく必要があります。そこまで準備しても二人で狭い個室に閉じ込められる可能性はありますが、別々の部屋をいただいて仕事もできる環境を手に入れる可能性を残すためにも、荷物の仕分けは欠かせません。お子さんも一緒だったりしたら、これめちゃくちゃ大変なのではないかと思うけど、大家族にはそれなりの広い部屋が割り当てられるのであろうか? 著名人とか、会社の社長さんとか、政府関係者などの場合も庶民と同じように小さな部屋に隔離されるのだろうか? もしかしてV.I.P.向けのステキホテルが別にこっそり用意されていたりするのだろうか? それはズルイのではないだろうか? など、わからないことが山盛りで不安も山盛りですが、とりあえず飛行機に乗って日本へ帰るための荷造り完了。空港へ向かいます。