コロナ禍の帰国日記①
2021年03月29日(月) 17:41
UXいろいろ, ヨーロッパ所々方々, Skåne, スウェーデン, マチとヒトの観察- HOMECOMING DIARY - PART 1
- All entrants to Japan must provide a certificate of inspection within 72 hours prior to departure based on the Quarantine Law. As SAS doesn't offer a direct flight from Copenhagen to Tokyo, and as ANA postpones to start offering a direct flight from Stockholm to Tokyo, we have to fly from Copenhagen to Tokyo via Helsinki. We now should start patronizing JAL group instead of ANA group, I guess. Because of the flight arrangement, we have to get the certificate of inspection within 72 hours prior to departure from Helsinki, not Copenhagen, which makes the situation harder, but we somehow managed to get it and the test result was NEGATIVE! We are now allowed to travel from Sweden to Denmark to catch the flight as planned! Big relieve!!
2021年3月19日以降、出国前72時間以内の検査証明書を提出できなければ日本への上陸が認められなくなっています。
南スウェーデンから日本へ向かう場合、スカンジナビア航空(SAS)がデンマークのKastrup空港から日本へ飛ばしている直行便に乗って帰国するのが通例です。しかし、コロナ禍でSASはこの路線をあっさり休止。ならば、全日空(ANA)が昨年6月に新設したストックホルムからの直行便だな……と思いきや、こちらも就航延期を決めていたようで未だに飛んでもいなかった。結局、デンマークのKastrup空港からFinnair(FIN)でフィンランドはHelsinki(ヘルシンキ)まで飛び、そこで日本航空(JAL)に乗り換えて帰国するルートに落ち着きました。どちらかと言えば青組(ANA)を贔屓にしてきましたが、赤組(JAL)に乗り換えざるを得ませんな笑。
そんな事情で、出国前72時間以内の検査証明書というのも、日本へ向かうJAL便の出発時間から逆算しなければなりません。検査機関が作ってくれる証明書をさらに日本政府が指定するフォーマットに英語で記載し直すという手順も経なければならず、そこまでクリアーしないと帰れなというか、飛行機に乗せてもらえないらしい。今後同じ手順を経ることになるかもしれない同胞のために情報をまとめます。
- 検査機関:スウェーデンの主要都市にクリニックを構える iDr Kliniken が Malmö(マルメ)のTriangeln(トリアンゲルン)にあるショッピングモールの中に特設の検査場を設けてくれています。「72時間以内の検査証明書」みたいな縛りがある場合に対応できるよう南スウェーデンの主要4都市では6時間で結果を出す「エクスプレス検査」を提供してくれています。
- 予約方法:オンラインで事前に予約をするのが安心ですが、検査場でもQRコードを読み込んで予約を行えるようになっていました。ただし、即日検査とかは無理だと思います。
- 検査結果の受け取り方法:検査結果が出たかどうかはメールで連絡が行くと言われていましたが、来るのを待たずに自分から結果を見に行ってしまいました。受信時に渡されたQRコードを読み込むと、瞬時に結果が表示されます。こんな感じ↓
検査受診からどのくらいの時間が経っているかも合わせて表示されていて気が利いています。これは昨夜のスクリーンショットなので、今見ればちょうど丸一日が経過したくらいになっているはず。
今朝になってから、日本政府が指定するフォーマットへの変換をお願いする電話を指定された番号に入れました。事前に問い合わせたところ、iDr Kliniken はすでに日本向けフォーマットの作成経験があるというので安心していたのですが、依頼は出したものの、変換後の証明書をいつ、どうやって受け取れるのかイマイチはっきりしていなくて不安が残ります。どんなタイミングで、どうやって日本向けフォーマットの証明書を受け取ったかは後日追記することにしましょう。
ところで検査そのものは5分もかからずに終了します。検査を担当してくれたお姉さんがとても思慮深い人でした。鼻の奥まで棒を突っ込んだ状態を数秒間維持するという不快な検査なので、リラックスして臨めるよう笑顔でたくさん話しかけてくれて、終わった後も「はじめてとは思えかったわよ。がんばったわね!」と褒めてくれました。オバサンになると褒めてもらう機会が少ないので、これだけで嬉しかったりする笑。コロナ禍に対応してがんばって働いてくれているこういう人たちへの感謝の気持ちを忘れないようにしないとですねー。ありがとう!
とりあえず、陽性が出て飛行機に乗せてもらえず足止めを食らう最悪の展開はなくなりました。明朝、空港へ向かいます。次はそのための荷造り。