コロナ禍の帰国日記③

2021年03月31日(水) 18:50

UXいろいろ, 日本発信四方山話, 東京, マチとヒトの観察
HOMECOMING DIARY - PART 3
Our flight arrived at Haneda Airport at 8:29 in the morning, and it took about 5.5 hours for us to settle down in a small room in Ryogoku APA HOTEL. The procedure was pretty organized, but showing and checking this and that repeatedly was quite confusing and annoying. Especially because we were carrying important documents not to lose during the move, it was very tiring. There are 2 big issues to be fixed to improve the procedure from my point of view. 1 is the name of the sheet, that is now called sort of "Health card" which was shared with staffs many times. It's not a card first of all. And it's not clearly mentioned as a name of the sheet, either. Can you see the small letters on the right top corner of the A4 paper? Another issue is the fact that the necessity of OEL app which was not mentioned anywhere beforehand, and we had to download it at the last moment under a time pressure when we were very tired.

Malmö(マルメ)のホテルから空港までのタクシー運転手が粗野な奴だったとか、空港には思ったよりも人がいたとか、ラウンジも免税店も閉まっていたなどヨーロッパ域内のこともいろいろありますが、どちらかと言うと日本に到着してからのことのほうが面白いと思うのでそっちを書きます。分刻みで記録してきました笑。

  • 0829 着陸--着陸直前、降機前に記入の必要な用紙を配るので着席のまま待つようにとアナウンスが入る。急いで降りようとする乗客を席にとどまらせる上手な作戦
  • 0842 降機--検疫所から降機許可が出たので降りるように促される
  • 0846 QRコードを取得済みであることを提示--厚生労働省の用意した「質問票Web」というのに回答し、回答済みであることを示すQRコードを出発前に入手しておかなければなりません。これもいろいろ面白かったので後日あらためて書きます
  • 0848 必要書類の提示--QRコード再提示に加えて、健康カード(ここで「健康カードってどれ?」となる。本記事最後の写真参照)、出発前検査の陰性証明書、誓約書を提示。健康カード裏面の上部空欄に氏名と滞在国を手書きするよう言われる(なぜかはっきりしないが、この後あちこちで氏名確認するときの参照箇所をシンプルにするためではないかと思われる)。ここで「強制隔離対象国」からの帰国者および入国者は「緑色の札」を渡され、左腕に装着させられる(囚人の証ってこと笑)
  • 0851 唾液採取--選挙の投票所のような衝立で囲まれたスペースへ行き、貼られているレモンの写真を活用したり、しなかったりして唾液をたっぷりと出し、所定の容器に入れる
  • 0855 唾液提出--容器にしっかり蓋をしてお姉さんへ提出
  • 0858 隔離期間中の追跡に使われるアプリの動作確認--日本語がたどたどしい係のお兄さん(でも荷物を置くための椅子を用意してくれる配慮のできる人でした)が位置情報記録がオンになっているかどうかと必要なアプリ(OEL, Skype, COCOA)がすべて使える状態になっているかどうかを確認する。ひとつ目の「OEL(Overseas Entrants Locator)」というのがそれまでに受け取ったどの資料でも言及されておらず、旦那と二人揃って急ぎダウンロードする。「そんなのどこにも書いてなかったよ」とお兄さんに教えてあげたけど、たぶん彼から上に伝わることはないので、今後も大勢がこの場でアプリを追加ダウンロードする羽目になると思われる
  • 0902 メールとSkypeの動作確認--誓約書に記載したメールアドレスでテストメールを受信し、Skypeでビデオチャットができる状態であることを確認する
  • 0908 再度の書類提出--何度も同じ書類を見せたり、出したり、戻されたりするので、すっかり混乱している。というか記録漏れ
  • 0911 出発前検査の陰性証明書の提出--見せては戻され続けてきた陰性証明書を提出するように言われる(スマホで表示できるようになっていれば良いという事前情報だったのに、あたり前のように「ご提出ください」と言われるのプリントアウトを用意しておくのが無難。うちの旦那は用心深いので二人分2部ずつプリントしてあって問題なし)
  • 0914 誓約書の回収--なぜまとめて回収してくれないのか?とすこし不思議に思うが、重たい荷物を両肩からぶら下げてさんざん歩いているのですでに何も考えたくない状態
  • 0916 やっと着席。検査結果を待つ--ここまで約50分でまあ順調。ただしここからが長い
  • 1020 結果が出る--唾液採取をしたときの番号で呼ばれる。見事なタイミングで旦那がトイレに行っており、戻ってくるまで余分に待つ笑。とりあえず二人して陰性でした。陰性証明のピンク札を渡され、今後何度か提示することになるのですぐ取り出せるようにしておくよう言われる
  • 1026 バス待ち列の椅子に着席--この後もまだ時間がかかるらしいということで多くの人がとりあえずトイレへ行く。その隙に痺れを切らした人が個別に今後の予定などを問い合わせ始める。そして個別に回答が届く。気になることはみんな一緒(時間の見通しやホテルの所在地など)なのだから、みんなに伝えてほしいと思ったが、騒いだところで何も変わらないので静かに待つ
  • 1059 移動開始--子どもの遠足のように一列になって進む笑。エレベーターを使う流れのところで「階段で降ります」と我が道を行くおばさんが現れ、係のお姉さんがわたわたしたりするのを観察する。ひたすら歩く。途中で3回、ピンク札を提示。謎
  • 1118 入国審査--自動ゲートを通ったあと「スタンプなんて要らない!」と思ってそちらへ進もうとすると旦那に呼び止められ「海外から戻った場合はスタンプを受けるようにって書いてある」と言われる。「なんのための自動ゲートやねん?」と思うが、コロナ禍の特別措置なのかもしれない。仕方がないのでスタンプをもらい、その後勝手に税関へ進まずに集合せよと事前に言われていたので集合場所へ行く
  • 1125 税関通過--帰任組は「別送品申告書」をここで忘れずに提出しなければ関税を取られるという地獄展開になるので少し緊張するも難なくクリアして、バス乗り場へ向かう(途中でトイレを済ませるよう言われて、またみんながこぞってトイレへ行く)
  • 1140 バス乗車--強制隔離対象者目印の「緑色の札」を回収される。そしてやっと両国のアパホテルへ連行されることが知らされる。しかし同時に、ホテルの受付が混み合っているので出発せずにしばし待機すると告げられて凹む
  • 1231 バスやっと出発--みんなウトウトし始めたころに出発
  • 1325 ホテル到着--前の人から順番に降りてチェックイン。順番が来るまでバス内で待機(つまり前方に座ったほうが良いぞ笑)
  • 1340 ホテルチェックイン--担当者が日本人じゃなくて、何度か聞き返す羽目になる。良いけどさ……なぜ日本人にあたらない笑
  • 1350 荷物(スーツケース6個)をピックアップして部屋へ向かう
  • 1400 軟禁生活始動--旦那は明日からモリモリ仕事をするらしいので、それぞれシングルルームへ。久しぶりだなー、旦那のいない空間。快適かも笑 

そしてこちらがウワサの健康カード。

右上にコソッと「健康カード」って書いてあるのわかります? そもそも「カード」じゃないし笑。何度も何度も出して見せることを要求されるこの紙の名称とその書き方は改善したほうが良いと思うぞ。