冬至を過ぎました!

2019年12月23日(月) 20:51

UXいろいろ, ヨーロッパ所々方々, Skåne, スウェーデン, マチとヒトの観察
MIDWINTER IS OVER!
Very many Japanese have no idea where Lund is. They are not able to imagine how hard to survive this dark long winter caused by its location at high latitudes. Our trip to Iceland at this time of last year help us to survive by thinking of even darker and longer winter Icelandic suffer from. Well, midwinter is now over, that means we are already half way through, and we are counting up to celebrate the coming midsummer!

昨日12月22日は、一年で日照時間がもっとも短くなる「冬至」でした。

わたし達が住むLund(ルンド)は、日本では極めて知名度が低く……というか、スウェーデンの都市なんて多くの日本人はStockholm(ストックホルム)しか知らない。もっと言うと、スウェーデンってどこ?という人も少なくない笑。「北欧」と呼ばれる地域のことや「スカンジナビア半島」という地理は聞き覚えがあっても、その中のどこにスウェーデンが位置するのかを自信をもって答えられる日本人は少ない……と、わたしは密かに疑っています。だってこの1.5年のうちに何度も聞かれたから。

他によくある質問はこんな感じ(→ 回答)。

  • 東京よりも寒いんですよね?(→ Lundはスウェーデンでも南端に位置していて、気温だけ比べると東京との差はそれほど大きくありません)
  • とうぜん雪が降るよね?(→ 雪が降るほど冷え込む日は多くないので、あまり降らないし、降ってもほとんど積もりません)
  • サンタクロースとか、ムーミンとかだ!(→ それはフィンランド)
  • フィヨルドだね!(→ それはノルウェー)
  • 人魚姫の銅像あるところだ!(→ それはデンマーク)

閑話休題。冬至の話に戻りますが、東京とLundの差としていちばんデカイのは緯度の差に伴う日照時間の差です。「Lundはスウェーデンでも南端に位置していて」という話をすると、東京とたいした緯度差がないと思い込む人も多いのですが、東京は北緯36度で、Lundは北緯55度です。こっちのが全然高緯度だからー。ちなみに、札幌とRome(ローマ)がほぼ同緯度と覚えると覚えやすいですよ。

そして、約20度ちがう緯度が日照時間にどんな差をもたらすかという話です。

[1] 冬至の日のLund [2] 同じく冬至の東京 [3] レイキャビクは悲惨…

Lundの昨日の日の出は8:35で、日の入りは15:36でした[1]。東京の日の出は6:47で、日の入りは16:32でした[2]から、 Lundの日照時間は7時間01分、東京は9時間45分ということで、その差は2時間44分です。昨年の今ごろはアイスランドに行っていたのですが、その首都Reykjavík(レイキャビク)になると、日の出が11:22で、日の入りが15:30[3]ってことで日照時間は4時間08分。そしてLundの空よりももっとどす黒い雲が空を覆っていました(去年の話)。「アイスランドに比べたらぜんぜん余裕……」と自分に言い聞かせながら、暗い毎日を乗り越えています。

東京のようにスカッと晴れる日が少なくて、毎日がどんより曇り空+雨シトシトなので、昼間と言えど「日照」がほとんどないのもツライところですが、冬至を過ぎた!ということは、折り返したということでして、これから少しずつではあるけれど日が長くなっていくわけです。そして気づいたら春になって、テラスでビール飲みながらBBQとかするわけです。あー、楽しみ!と、そんな次の夏を目指して、冬を乗り越えようとしているところです。がんばります