2018年の読書記録と本選び

2019年01月15日(火) 19:24

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読書メーターさんの助けを借りて、2018年の読書を概観。

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月平均で12冊です。一桁に終わった月もなくて、バッチリ目標達成ですわ。 2019年もこの調子で頑張ろう。

ところで今日は、どうやって本を選び、買っているのかをふり返ってみる回。最近は一時帰国のときのまとめ買いなので、「普段」と言うには抵抗があるけれど、ちょっと仕事にも関連して、前回のまとめ買いがどんなだったかを書いてみます。

本は重いし、嵩張るし、積読本もまだ結構あるし、だから、一軒の本屋で3冊まで、トータルで10冊前後までって決めています。一軒でまとめ買いしないのは、本屋さんそれぞれの選書を楽しみつつ、どこにでもある売れ筋と意図的に選ばれている本とを吟味して買いたいから。というのが建前で、本屋に寄る口実を残しておきたいというのが本音。

12月の帰国では3軒の本屋に行って、3冊、3冊、2冊の合計8冊を買ってきました。

[1] 荻窪の本屋で買った3冊 [2] 品川エキュートで買った3冊 [3] KITTEの本屋で買った2冊

1日だけ完全オフの日があったので、わざわざ荻窪まで行って、しかも駅から15分くらい歩いて、気になっていた本屋 Titleへ行ってきました。隅から隅まで本棚を眺め倒して、2周して、やっと絞った3冊が写真[1]です。

  • 3度めの北欧 スウェーデン西海岸、空とカフェの日々:Lundを含む馴染みのエリアを紹介してくれている新刊だったので即決。生活の参考になりそうなスウェーデン関連本は買うって決めています。
  • RE:THINK 答えは過去にある:平積みになっていた新刊。11月に行った失敗博物館で感じたことと通じていて、今を知り、未来を推測するために、過去を紐解く必要性があると授業で繰り返しているフレーズを後押しする知見を授けてくれそうな雰囲気を副題から感じたのが決め手。
  • ねみみにみみず:名翻訳者さんによるエッセイ。タイトルからオヤジギャグ臭むんむんだけど、翻訳者や通訳者として名を遺した人の話は面白い……はず、という先入観は完全に米原万里さんからの流れ。あと、他の書店で見たことのない本をせっかくのTitleだったので買いたかった。RE:THINKがヘビーな内容なので、“軽いヤツ”を無意識に探していた可能性も否定できない。読書が自分にとって「楽しみ」でありつつ、「苦しみ」でもあるんだろうな。読んで勉強し続けないと…という強迫観念じみたヤツ。

2軒目の本屋は、品川エキュートにあるPAPER WALL。3冊買いました(写真[2])。この本屋は実はとてもお気に入り。かなり小さなスペースにギュッと良書を詰め込んだ発見の多い本屋さんです。仕事の参考になる本がなぜかタイムリーに見つかる場所として、よく活用させてもらっています。山手線で品川を通るときに、時間があったらわざわざ途中下車して寄るくらいの利用頻度。

  • 悲劇的なデザイン:RE:THINK を選んだのと似た理由で手に取ったのだと思う。なんとなく最近気になっている話題につながるんだ……と思う。簡潔に説明するのが難しいのだけど、ちょっと勉強して、もうすっかりできるようになったと思っている人がむかつく気分の延長線上で、少しフォーカスをずらしてデザインの分野でも「だよね、だから失敗が繰り返されるんだよね、そうそう」って思いたい自分がいるのだと思う。たぶん。
  • ソロー『森の生活』を漫画で読む:これはもう「森」です。スウェーデン暮らしの影響をもろに受けて、ソローが暮らした森はぜんぜんスウェーデンではないし、わたしは普通に町で暮らしているし、ソローの足元にも及ばないのだが、せっかくゆるりとした国で暮らすチャンスをもらったので、自分の生活を見直してみるべきだと思っていると思われたい自分がいる笑。“漫画で読む”を選んでいるあたりがちょっと微妙だとも思うけど、実はそこまで本気ではないから、このくらいがちょうど良いだろう……という逃げも。
  • 人がうごくコンテンツのつくり方:お仕事直結でありながらも適度なボリュームが魅力的だった一冊。それと、つくる側の人たちが最近どんなことを考えているのかを知りつつ、どんなコンテンツが最近の人を動かしているのかを知ることのできる一石二鳥な感じに飛びつきました。学びは効率的なほうが良い。

最後は、丸の内に行ったら必ず寄る本屋 マルノウチ リーディング スタイル です。ここはWi-Fi完備のカフェ併設で、未購入本をカフェで読むのを許してくれるので、空き時間に寄って仕事をしたり、読書したりするのに使わせてもらっています。丸の内OL向けのキラキラした本や自己啓発系が多めだけれど、ビジネス書を適度に抜粋して置いてくれているので、ビジネス書の中の売れ筋とかがわかりやすい。

  • ハードウェアハッカー ~新しいモノをつくる破壊と創造の冒険:内容的にはかなりむずかしくて読み切れない可能性があるな…と思いつつ、編集者さんとの付き合い+翻訳者 山形 浩生さんに対する信頼で購入決定。というか、ずっと探していた本をやっと丸の内で発見という感じ。中をパラ見したら挫けるような気がしたので、目次すら見ずに買いました笑。ちなみに、山形 浩生さん翻訳や監訳の積読本が家には他に2冊もある。
  • ハロー・ワールド:うれしい出会いはこちら。あまり時間がなくて店内ざっとしか見られなかったのだけれど、藤井大洋さんの最新刊が目に飛び込んできた笑。いわた書店の一万円選書で届いた『オービタル・クラウド』を読んで以来、はまっている作家さん。小説は電子書籍を買うって決めているのに、紙で買ってしまった。ハードウェアハッカーと表紙の雰囲気も似てしまっていて、もうこれは出会いとしか言いようがない。で、旦那に先に読まれた笑。

以上、持って帰ってきて約2ヶ月が過ぎましたが、読了したのはまだ3冊というスローペース。だって積読本が他にも山盛りでして、それなのになぜ買う?と多くの人が思うのだろうけど、「本はどんだけ買っても無駄遣いにならない」という自分の中での暗黙の掟と、次の帰国がいつになるかわからないからチャンスがあれば買っておくべし!という強迫観念で財布のひもが緩むわけです。次の帰国までに、読了半分くらいまでは進めよう……とは思ってる。