アイスランドの素敵ホテルたち

2019年01月05日(土) 18:00

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NICE HOTELS TO STAY IN ICELAND
For those who are to visit Iceland in the near future, here is a list of nice hotels I recommend. Ion is a good one for those who love hot springs, though it could be uncomfortable if it's crowded. The food served was good, but so costly, and the standard room is a real standard (meaning, don't expect it too much). I strongly recommend the Hótel Egilsen if you look for somewhere to stay in Stykkishólmur. The room is cosy, but the overall atmosphere is great. And you would enjoy the beautiful breakfast. The Buubble promises you an experience. You might be annoyed by the occupied toilet when you seriously need it, but you would enjoy sleeping under the stars or watching the aurora or imagining both/either of those.

旅先で街を見て歩くのはもちろん楽しい。でも、わたしが何よりも楽しみにしているのはホテル。今回もとっておきのホテルでゆったりとした時間を過ごしてきました。3箇所まとめて紹介します。長いでーす。

Ion Adventure Hotel

ここはメディアでもたくさん紹介されているのでご存知の方も多いかもしれませんが、地熱発電所にほど近い溶岩ゴロゴロの山あいに建つシャレオツホテルです。建物の突端、全面ガラス張りの空間は吹き抜けのバーになっていて、運がよければ、オーロラがババーっンと広がる様子を見られるのだと思いますが、わたし達が訪れたときは曇天続きで、雲間の青空がガラスに反射する様子を撮れただけでもラッキーなレベルでした。

[1] ion自慢の窓に青空が! [2] 窓の内側は吹き抜けのバー [3] バーの下には温泉露天風呂

バーの下の空間には実は温泉露天風呂があります。ただし、水着着用がルールなので、それがどうも面倒ですね、日本人的には。でも、足を伸ばして入れるお風呂はうれしい。露天なのもうれしい。クリスマスディナーが一人12,900 ISK (約12,230円)という破格で、これはないな……というレベルのビュッフェだったという不満を帳消しにしてくれるくらいにはうれしいお風呂でした。ただ、混雑してたら満足度は違ったかもしれないです。それと客室(スタンダードなほうの客室)はまあまあ……というか、普通。寝る以外の時間を客室で過ごすことはあまり想定していないのかもしれない、と思わせるくらいに普通笑。そんなつもりで行くか、高いほうの客室をご予約くだされ。

Hótel Egilsen

首都Reykjavík(レイキャビク)から車で2時間ちょっと北上したところにある漁村Stykkishólmur(スティッキスホールムル)にあるわずか10部屋の小さなホテルです。

[4] ステキな外観の小さなホテル [5] 博物館から臨む港と灯台 [6] 灯台までお散歩

村は歩いて回れてしまう大きさ。宿のお姉さんに秘密のコードを聞いていって勝手に入る変な博物館(Museum of Water)から宿や村を一望してみたり、湾の反対側にある丘の上の小さくてかわいらしい灯台を目指して歩いてみたり、雨だったけど、つかの間の滞在を楽しみました。

[7] いつもの食材を美しく盛付け [8] 水のボトルもカワイイ [9] ミルク差したちもカワイイ

築150年の古い建物を大切に維持しながら営んでいるホテルで、部屋はすんごい狭かった(3階の7号室)し、三角屋根の傾斜に沿って低くなっている天井に夜中なんども手をぶつけたけど笑、総合的には意外と快適で、なにより朝食がステキで美味しかったのが印象的です。ここはまた違う季節に行って泊まりたいかも。

The Buubble

今回いちばん楽しみにしていた宿。満天の星空の下で、ユラユラと現れるオーロラを頭上に見ながらウトウトと眠る。そんな夢を叶えてくれる宿、それが Buubble です。条件が揃えば、ですけども笑。

[10] 共同のキッチンやトイレ [11] 球体の中で一晩すごす [12] 頭上は終始 曇り空

木々(たぶん苦労の末の植林)の中にぼんやりと光る球体がチラホラありまして、その中のひとつに案内されました。部屋番号はないらしい。共同で利用する The Box (簡易キッチンとダイニングに、シャワーブースとトイレのセットが2組ありました)からの道順を覚えるべし。Buubble の中に入るには、まず玄関にあたる「筒」の部分に入り、しっかりドアを閉めて、靴を脱いでから、球体(部屋)に通じるほうのドアを開きます。中に送り込まれている空気の圧力でパンパンになっている状態なので、けっこう力いっぱいドアを押さないと開かない。外側のドアを開きっぱなしにして球体側のドアを開けたらエライことになりそうでコワイ笑(いきなり死ぬような事態にはならないから安心しろ!とは言ってたけど)。そんなドキドキもあったし、空には雲一面でオーロラとか120%あり得ない感じだったし、暗くなってから到着して、寝て、真っ暗なうちに出発だったから周囲の様子とかぜんぜんわからないままだけど、それでも、自分たちを守るように囲ってくれている木々とその上に広がる空を眺めつつ、さらにその上に広がっているであろうオーロラを想像しながら眠る一夜は貴重な体験でした。オーロラを見たければここに連泊が賢いような気がするけれど、1泊2日のツアー参加が原則なんですよね、ここ。それが難点のひとつ。あと、シャワーとトイレが一緒になっているので朝や夜にはトイレ待ちの列ができちゃうというのも困りもの。朝、中国からの団体さんがほとんど占拠していてイラっとしたわい。

 

完璧な宿というのはなかなかないものですね。他にも3つのホテルに泊まりましたが、それらはあまりにも普通なので紹介も省略。今年はいくつの素敵ホテルにお泊りできるか、楽しみです。とりあえず、箱根本箱また行きたい笑。