移住の記録3 – IDカードを手に入れるまで
2018年12月19日(水) 19:57
ヨーロッパ所々方々, Skåne, スウェーデン- RECORD OF OUR MOVE FROM JAPAN TO SWEDEN -3
- To follow the company's rule, I had to go back to Japan once at the end of September, and came back to Sweden to recognize how expensive to drive through the Øresund bridge, as my husband came to pick me up. Visited the tax office again to apply for my ID card, and it took a while as my agent and agency made some mistakes for the application. But, I was so moved by the kind receptionist at the tax office, anyway. Once the procedure is done, it was rather smooth to receive the well-designed ID card, though it took 3 months in total to reach this condition.
少し間があいてしまったけど、移住の記録その3。9月下旬からの約一ヶ月、スウェーデンで人並みな暮らしをするための準備がやっと整ったと思えるまでです。
流れを確認したい場合は、1と2を先に読んでくだされ。
移住の記録1 – ビザ取得から渡欧まで
移住の記録2 – 入国から個人番号取得まで
今日はここから。
- 9月25日 日本へ一時帰国
正式な家族同行手続きを踏むために一時帰国しました。赴任者である旦那が移住手続きを完了し、住む家を決めて契約を交わし、家族を呼び寄せても大丈夫な状態を作ってからやっと家族であるわたしは会社から「行ってよし」と言われるわけです。交渉次第ではそのままスウェーデンでの暮らしを始めることもできたかもしれませんが、イレギュラーなことをすると手続きがかえって厄介になって無駄に労力を要することがわかってきたので(これはスウェーデンの場合も日本の場合も同じ)、日本での仕事や用事もあることだし、素直に一度帰ってから渡欧しようということになりました。
- 10月3日 スウェーデンへ帰国
どっち向きを「帰国」と呼べばよいのかわからなくなってきましたが、旦那が待っていてくれるLundの我が家がわたしの帰る場所ってことで無事に帰国。スーツケースも重たいことだし、車で空港まで迎えに来てもらいましたが、スウェーデンとデンマークを結ぶ Øresundsbron(オーレスンド橋)を車で往復すると諭吉一枚では足りないくらいにお金がかかることが判明しました。今後は、電車でえっちらおっちら帰ることにします。と、旦那に宣言しましたが、その後よくよく調べてみると、この料金を安く抑える方法がしっかりあるようです。これについては、またそのうち別に書きます。
- 10 月5日 税務署にてIDカードの申請
約束の時間に税務署へ行くも、肝心のエージェントが来ていない。受付で「予約はしたか?」と聞かれたので、「エージェントから10:15の予約だと聞いている」と伝えると、「この機械に予約番号を入れると番号札が出るよ」とわざわざ専用機のところまで行って教えてくれる親切な受付オジサン。しかしわたしは予約番号を聞いていなかったので、機械の傍らで待ってみた。エージェント来ない。もうすぐ予約の時間だな…と思っていたら、受付オジサンがまた来てくれて、「予約時間を過ぎると予約が取り消しになるんだ。名前から予約番号を調べよう」とさらなる親切。と、そんなやり取りが始まったところへエージェント到着。息せき切っていたので急いでは来た様子。いや、遅れないように来ようよ。とりあえずギリギリセーフで予約をキープできたので、間もなく窓口に呼ばれる。
そして次の問題が発覚。IDカードを申請するには手数料というのを事前に支払っておかなければならず、その支払いを確認できないから出直すように、とか言われる。「どういうこっちゃねん?!」と思っても、わたしにできることはなく、エージェントが一人で焦り始める。会社に電話して支払いが済んでいるかどうかを確認するが、担当者不在とか言われる。個人的には「これはもう出直しだなー」と諦めていたが、エージェントは粘った。今すぐに支払って、その証明をSMSで送ってもらうから、それでなんとかしてよ…的な交渉をしている。あちこちと電話で連絡して、窓口のおばちゃんを説得して、どうやらなんとかしてもらえることになった様子。エージェントがアレコレやっている間、ボケっと待つだけのわたし。と、窓口のおばちゃん。いや、窓口のほうは次の人を呼んで、その手続きとか進めればよくない? これはこのおばちゃんが要領悪いのか、税務署の決まりがへぼいのか、スウェーデン人の「一つずつ順番に」体質がこれを普通とするものなのかよくわからないけど、とにかく効率が悪くて驚いた。けど、結果的には1時間くらいで申請が終わったので、良しとしなければならないのだろう。
- 10月16日 Skånetrafikenから「ようこそ乗り放題カード」の申請番号到着&申し込み
これについては別途くわしく書いたのでそっちを読んでね。
- 10月19日 税務署から郵便で「IDカードできたよ」連絡
- 10月22日 税務署にてIDカードを受け取り
ついにここまで到達。入国から3ヶ月と少しです。で、銀行口座開設まで書こうと思ったけど、長いのでつづく。
ちなみに、IDカードは税務署の窓口その場で撮られた写真がいろいろな形で埋め込まれたやたらと立派な一枚です。そうそう、証明写真を別で撮って持っていくような手間がなくて、そこはとてもイイ感じでした。