子ども達は社会の宝。彼らのために環境を守り、豊かな自然を引き継ぐこともまたスウェーデン人にとっての大きな使命の一つと考えられているようです。若い世代にもその考え方は浸透していて、3人に1人はベジタリアンなんだとか。ただし出典が明記されていなかったのと、スライドには3人に1人と書いてあるのに、喋りでは5人に1人と言っていて、この数字は鵜呑みにできない情報かと思います。まーしかし、ベジタリアンやヴィーガン（酪農製品も摂取しない絶対菜食主義）の割合が高いのは間違いないし、会期中の食事がすべてベジタリアンメニューになっているのもそれを裏付ける事実かと。写真は順に、一日目のランチ、二日目のランチ、二日目のスナックで、ほんとにとことんベジタリアンでした。スナックは午後3時半くらいで、そこにビールとか出しちゃうあたりもスウェーデンっぽい。環境にも健康にもこだわるけど、無理はしない。だからお酒もタバコもガンガンです笑。

[1] 一日目のサラダランチ	[2] 二日目のライスランチ	[3] 二日目のスナック＋ビール

[4] オーツ一筋Oatlyのセミナー	[5] 啓蒙を宣伝を兼ねたお話	[6] 働きたい企業アンケート結果

The Conferenceの前日に“Food Jam with Oatly”というセミナーに参加しました。協賛企業のひとつである Oatly が社会への啓蒙と宣伝を兼ねて開いたセミナーです。1994年の創業当初から、野菜中心の食生活にシフトするお手伝いをすることを会社の目標として掲げていて、とにかくOat（オーツ麦）一筋。かなりの勢いで成長している会社で、ミレニアル世代への働きたい企業アンケートで上位にあがって自分たちでもビックリしちゃうほどだそうな（写真）。

酪農製品を作っている会社から訴えられたりもして大変なこともあるようですが、最近は農家さんへの支援を拡大したり、コラボレーションを始めたりして、さらに攻めの姿勢でいくみたいです。家畜飼料としてのオーツ麦生産から、オーツミルクの原料としてのオーツ麦生産へ切り替えたという農家さんも会場に来ていました。すごい穏やかな話し方の、いかにもスウェーデン人という男性でした。Oatlyの女性社員たちがみんなパワフルなので、余計に穏やかに見えたかもしれない笑。あと、生産規模の拡大に伴い、工場をドイツに移したらしく、ただそれは、環境への配慮に欠けた意思決定だからなんとかしないといけない…というのが最近のお悩みだって。こういうことを、こういう場所で言ってしまう透明性も企業イメージを上げる大きな要因になっているでしょうね。

[7] オーツミルクなら飲めそう	[8] このスプレッド、買おう！	[9] アイスクリームは大人気

会場には、オーツ麦を原材料とするラテドリンクやスプレッド、アイスクリームが用意されていて、思う存分に試食させてくれました。アイスクリームを試したかったけど、アイスクリームとにかく大好きなスウェーデン人たちが長蛇の列を成していて、速攻完食してお代わりを要求する強者とかもいて、ぜんぜん入り込めなかった笑。味見した中ではキュウリとニンニクの味のスプレッドがお気に入り。あと、牛乳はすぐにお腹に来てしまって飲めない体質なので代わりにオーツミルクを使うのはありだなーと思った。日本への売り込みもしているようですが、誰か見たことあります？ 日本には豆乳があるから、進出はなかなか難しいかもしれませんね。