自分で一万円選書!
2017年08月21日(月) 19:03
UXいろいろ, 本&映画の紹介, 日本発信四方山話, 北海道- VISITED AN INNOVATIVE BOOK STORE
- Because I really enjoyed reading the books selected by an innovative book store owner, I decided to visit it while I was in Hokkaido. The owner kindly told me a certain set of shelves which include a lot of books he himself loves, and I decided to select books on a budget of 10,000JPY, borrowing from his service. And, it was such a fun, and I'm thrilled to go through reading those books.
読書家さんの間で大人気、いわた書店の一万円選書に当選して大喜びしたのは昨年10月のことでした。そして届いた9冊のラスト1冊を読み終えたのはつい先月のことですが、岩田店長が選んでくれた本はどれもこれも面白くて、いまだに当選を楽しみにしている応募者が列を成していることを知りつつ、再応募してしまうくらいにドはまりしています。しかし二度目の当選を待てず、この夏の帰省のついでに(どちらが“ついで”かかなり怪しいというのが実際のところですが…)砂川のいわた書店へ行ってみてしまったのでした。
砂川は人口1.7万人強の小さな市です。だから、かなり小さな書店を想像していました。が、想像に反して店内広々。書架に並ぶ本も充実しています。店の一番奥の壁に“一万円選書”の文字を発見し、行ってみると、キナリノさんの記事をプリントしたものが貼られていました。後から岩田店長に聞いたところによると、評判のあまり、お店を訪れるお客さんからの質問も絶えず、丁寧に対応したい気持ちとは裏腹に、それに時間を取られると肝心の選書ができなくて困っちゃう…ということで、記事を貼ることにしたそうです。ということで、私も本当は根掘り葉掘り質問攻めにしたいところでしたが、アポなしはダメだこれ…と潔く諦めて、自分で一万円分を選んで買ってしまおう!という展開になりました。とは言え、ただ選ぶのでは普通の買い物と変わらないので、岩田店長に一万円選書でよく出す本が並んでいるエリアをざっと教えていただき、その中から、これまで読んだことのない著者の本で、私の欲しい本リストにまだ載っていないものを選ぶというルールを決めて、旦那と二人、電卓片手に足したり引いたりしながら、最終的な12冊が決定しましたー。
なんだか本当にとても楽しかった。「自分で一万円選書しました!」とレジに持っていったら、大変喜んでくださって、写真にも余裕の笑顔で収まってくださいました。メディアへの露出にはもうすっかり慣れた感じですね。
ちょうど数日前には、帯広信用金庫が主催する“とかち・イノベーションプログラム”関連の講演会にお呼ばれして、一万円選書というイノベーティブなサービスを紹介してきたそうですよ。十勝、元気ですね…。岩田店長もあちこち出向いて、宣伝に余念なし。その勢いで、一万円選書に続くオモシロサービスを打ち上げて欲しいです。一緒に考えたいくらいですが、とりあえず砂川はちと遠い。でも、ぜひまたお伺いしたいです。