シークレットブックをもう一冊
2017年08月08日(火) 15:00
UXいろいろ, 本&映画の紹介, 日本発信四方山話, 東京, マチとヒトの観察- ANOTHER SECRET BOOK
- The cafe, Fukuroshosabo, sells some more secret books. The books are covered not to show the contents, and you need to rely on the short introduction. How exciting! I picked up No.0409, and was glad to find such a masterpiece by a reputed writer. I believe I read it long time ago, but I was not able to guess it from the introduction, which means I should reread. If I were a bookstore owner, I would rather hide the price, too. The book size could be another noise for me to completely rely on the introduction, so maybe I would show introduction only with books kept in the backyard.
梟書茶房にて、珈琲とセットのシークレットブックに加えて、実はもう一冊、シークレットブックを購入してきました。カフェの外にある本棚の本は普通に販売しています。普通に…と言いつつ、全部ブックカバーで目隠しされていて、表紙に書かれている紹介文と自分のインスピーレーションだけを頼りに本を選んでください!いうのがお店のコンセプト。
これは…、ワクワクを通り越してドキドキする。いろいろな意味で(笑)。
で、さんざん悩んだ末にNo.0409を買いました。紹介文の冒頭にある“富士登山”という言葉が気になった。富士山に登りたいなぁーと最近よく考えているのでね。それから、“読みやすさ”と“誰かにあげたくなる”が★5つ評価なのに、“役に立つ”がまさかの★2つというアンバランスにも興味をそそられました。価格はお安く¥432。本を買うと、カフェで使える100円オフチケットをもらえるので、相殺すると本はわずか¥332ということになる…。安い。安すぎる。今どきそんな安い本あるか?有名作家なのに?誰だそれ?
前回に続き、本の正体を書くような野暮はしませんが、帰宅して開封してのけ反って吹いちゃうくらいに名作と名高いアレでしたー(笑)。昔、読んだような気がするけれど、紹介文を読んでピンとこないくらいだから、これは再読で問題ありません。楽しみ。
ところで個人的には、紹介の中に価格を載せないほうが良いと思うのです。商品である以上、価格がないと買う買わないの判断をできないという人も多いでしょうし、店舗としても問題なのかもしれませんが、どんなに魅力的な紹介文を読んでも、価格を見て、「このページ数で1000円超えか…」とか貧乏くさいことを考えてしまう庶民とは私のことです。もっと言うと、本のサイズを見て、文庫だな…、新書か?、単行本サイズ…、なんと2冊組!、この厚さは読みたくない、とか、ダメだ、余計な情報がありすぎて「紹介文と自分のインスピレーションだけで選びました!」と自信を持って言えません。いっそのこと、紹介文だけを読める状態にして、レジで番号を言うと、奥から本が出てきて、「2,800円です」とか笑顔で言われて、のけ反って、でも引くに引けなくて、買って帰って、読んでシビレルみたいなほうがシークレット感が高まり、お楽しみも増すのではないだろうか? 価格を掲載しないことが問題なら、価格を確かめたい人は自分で確認できる仕組みみたいのを考えるとか? なんかもう、自分で本屋をやりたくなってきました。