UXPA2017アプリ

2017年06月12日(月) 14:44

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UXPA2017 APP
The conference attendees used to be forced to write a lot to provide feedback to the sessions, but this smartphone app has eased the burden, though we had to open the app actively and the final submit button was hidden below the fold. I mistakenly assumed the open-ended question was mandatory. Still, the app was helpful, and I do hope it would be improved year by year.

会場からの質問やコメントをリピートないしはサマライズしてから回答するという気の利いた対応をしてくれる発表者がいて感心しきりの学会でした。全員じゃないですけどね。「まとめのスライドを用意しているから、それまでは写真撮ること考えずに話を聞いてくれ!」とか前置きしてくれる人もいたな。「撮るならコレ!」とスライドにカメラマークつけてくれている人も(写真[1])。そんな風にオーディエンスの気持ちを察してくれる発表は(内容ともかく笑)高評価です。

評価と言えば、数年前までは紙のアンケート用紙が使われていました。この紙アンケートの設計が酷くてよく怒っていた…というか面倒すぎて書かないことが多かったわけですが、最近はさすがにアプリが導入されています。

[1] 右上にカメラアイコン! [2] アプリでプログラム確認 [3] 自分用のカレンダー

Agenda(写真[2])から発表内容を確認して、聞きに行きたい、これを聞きに行こう!と決めたセッションをカレンダーに登録すれば、My Agendaの出来上がりです(写真[3])。発表タイトルと時間と場所のリストが出来上がるので、当日はこれに従って動き回れば良いから楽ちんでした。アプリさまさまです。

[4] アプリで発表を評価 [5] 日付時間発表を選択 [6] 発表内容を★で評価
[7] 発表者を★で評価 [8] 自由記述欄…も必須? [9] 送信ボタン下に隠れてた

評価の話に戻りますが、セッション終了後、特にプッシュ通知があるわけではなく、司会のボランティアスタッフからの「みなさん、アンケートの記入お願いね!」という一声を受けて、“自主的に”アプリを開き、アンケートページへ遷移。日付やタイムスロット、評価したい発表を選択した後、発表内容と発表者を★の数で評価します。で、最後に自由記述欄が登場。そこは、その~、それほど書くことない。真面目な人は軽く感想を書いてあげたりするのだろうけど、言語の壁のある日本人にはハードル高いですよね(ただ怠惰なだけではないか?とも思うが笑)。しかしその自由記述欄に何も書かずに先へ進もうとするが、そのためのボタンが見当たらない…。なんと言うことだ…、自由記述欄も必須入力なのか?とイヤな気分になりつつも、一縷の望みをかけて下のほうへスクロールしてみる…と、Submitボタン、隠れていました。隠すなや(笑)。こういう倫理に反するデザインはよくないぞ!という発表もありましたっけねー。そんなもう一息な感じのアプリでしたが、アプリがなかった時代に比べるとやはり桁違いに楽でした。学会とともに、アプリも進化していくことを期待したいです。