日田のお宿 水処稀荘

2025年04月23日(水) 16:54

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HITA’S HISTORIC HIDEAWAY
I stayed at Suikomaresō, a charming traditional townhouse in Hita’s historic district. With beautiful local craftsmanship and a nostalgic atmosphere, it offered a peaceful retreat—despite some quirks like steep stairs and a closed café once meant to foster community ties.

九州の小京都、日田市豆田町の1丁目1番地にある「水処稀荘」という一棟貸しのお宿に泊まりました。「すいこまれそう」と読むそうです。いろんな想いが詰め込まれたネーミング。豆田御幸通りの入り口にランドマークのように建っています。

1階に「café&bar bajio(バヒーオ)」という飲食店があって、そこで地元の人たちとも交流できます!というコンセプトでスタートしたようですが、真上が寝室のため、夜遅くまで地元民が大騒ぎしていて宿泊客が眠れない問題が勃発。そんな事情でお店は休業中らしい。ちょっと残念。

家のあちこちに、日田の職人さんたちが地元の素材を活かして仕上げた意匠が埋め込まれていてかなりステキでした。特に気に入ったのは2階のお部屋に設えられていた書院建具の窓です。良い風情。

特に明け方は、朝日を浴びてキレイでした。写真は朝じゃないけども。

はめ込み式で開けられないのかな?と思ったら、開いて、下の通りを人々が行き交う町の様子を眺めることもできる仕様でした。

1階の玄関に取り付けられていたアンティークのコートハンガー「えりのいたまぬ」はなかなか斬新なデザインなんじゃないの? 引っかけたコートの襟がフックの形に添って飛び出てしまうのを避けられる。と思う。試せてないので知らんけど。

お風呂場の浴槽が浅くて小さいとか、日田杉の床が冷たいとか、階段が急すぎるとか、そんなところも昔ながらの風情になっていまして笑、ひと昔前へタイムスリップした感じ。一棟貸しなので他のお客さんへの気兼ねも要らないし、快適な2泊でした。