司馬遼太郎記念館へ

2023年08月01日(火) 10:40

本&映画の紹介, 日本発信四方山話, 大阪
SHIBA RYOTARO MEMORIAL MUSEUM
By making the most use of my business trip to Osaka, I dropped by this small museum. Shiba Ryotaro is one of the greatest Japanese authors in the history, who left a lot of historical fictions. I have read only 6 or 7 titles, and there are plenty more to read. But, I picked up one of the thinnest books among all to bring back from Osaka to Tokyo on a brutally hot day.

大阪出張の帰りに司馬遼太郎記念館へ寄ってみました。寄るというか、わざわざ行く感じの立地でしたけども笑。

門番が2人もいて、盛大に迎えられてすこし引いちった。すこし進むと司馬遼太郎先生(門番をはじめとするスタッフが皆さん「先生」と呼んでいたので、わたしも敬意を評して「先生」と呼ぶ)が執筆をされていた書斎や読書をしていたサンルームを窓越しに見学できるという展開でした。

先生も眺めたり、散歩をしたりしていたであろうお庭は雑木林のイメージだそうです。蚊に3箇所ほどやられました……。

記念館の建物は安藤忠雄さんの設計です。エントランスへ続くアプローチ。内部は撮影禁止。

安藤忠雄建築が好きというわけではないのですが、6月の松山旅でお邪魔した坂の上の雲ミュージアムの写真も載せてしまおう。やはり雰囲気が似てしまっている。

産経新聞紙上に連載された『坂の上の雲』1296回分の展示は、何度見ても圧巻でした。下高原健二さんの挿絵に添えられている一言、「想像力がまつたく欠けていた」みたいなのが面白すぎて、丸っと一日これを見て過ごしたいくらいのレベル。

司馬遼太郎記念館のほうに話を戻しますが、これをご縁に先生の著作を一冊くらい買って帰ろうかと思い、ほぼ全作品が揃っているという売店でしばし悩むも、どの小説もぶ厚くて重くて、1泊2日の荷物に足して炎天下を歩く気になれなかった。で、以前どこかで借り読みした『対訳 21世紀に生きる君たちへ』という薄い、ペラッペラだけど重厚なメッセージの詰まった一冊に決定。

せっかくなのでブックカバーをつけてもらいましたー。よし、読もう。