河童は町の観光大使
2023年08月21日(月) 18:11
日本発信四方山話, 兵庫- AMBASSADOR OF THE TOWN
- If you don't have much time in Fukusaki to look around Yokais throuout the town, you can just visit a park close to the birthplace of Kunio Yanagita, the greatest folklorist in Japan. Among other Yokais, there is a mythological Japanese river imp, which lost all the water in the plate on his head to survive and got frozen. His brother was smart enough to stay in the water, which is now playing an active role as an ambassador of the town. He seems to be swimming back and forth between the pond and the water tank in front of the station.
妖怪ベンチめぐりをするほど時間がなかったり、そこまで妖怪に魅力を感じないけど要所は抑えたいという観光客は、柳田國男の生家からすぐのところにある辻川山公園へ行くだけでも十分な数の妖怪に会えます。
全国妖怪造形コンテスト(そんなんあるのか笑)の最優秀作品、過去5回分の5作品が展示されていたり(↓のはそのうちのひとつ)、
子どもたちにいたずらしたことを柳田國男先生に謝って許してもらおうと帰りを待っていたら、ぜんぜん帰ってこなくて、そうこうしているうちに頭の皿の水がなくなって動けなくなってしまった兄さん河童の河太郎(ガダロウ)が、池のほとりでリアルに固まっていたり↓、
弟の河次郎(ガジロウ)は、未だに先生のお帰りを水中で待っていて、毎時0分、15分、30分、45分に池から顔を出して周囲を伺うとかいう設定になっております。池から↓こんなん出てくるの。コワイっつーの笑。
しかも最近の河次郎は、兄の分までがんばって福崎町のPRに勤しんでいるようで、辻川山公園と福崎駅を結ぶひみつの地下トンネルを泳いで行ったり来たりしているらしい。駅前の水槽に「ようこそふくさき江」という看板を持って、こんな風に ↓ 上がってくるのです。だからコワイって笑。
地下トンネルを行ったり来たりしているという設定をよりリアルに感じさせるべく、駅前の出没時間は毎時7分、22分、37分、52分ということになってます。
公園の池では何回か出たり入ったりしてくれるのですが、駅前の水槽には一度上がってきて沈んだらそれっきりなので、見逃さないよう心とカメラの準備が必要ですのであしからずー。