現存天守のひとつ弘前城

2023年07月24日(月) 09:00

日本発信四方山話, 青森
HIROSAKI CASTLE DONJON
The donjon is supposed to be on a stone wall, but it's been tentatively relocated to fix the stone wall. So, I now found how important to have the donjon on top of a fine stone wall as a set. Without a stone wall, the donjon looked so small and lost a dignified air. It will take a bit longer than expectation, and it won't go back to its original location until 2025 at the earliest. If you are a big fan of Japanese castles, you should wait for the relocation. Instead, we additionally enjoyed walking around the botanical garden in the park.

ほんの数週間前に、北陸地方の現存十二天守「丸岡城」へ登城したばかりですが、続きましては東北地方唯一の現存天守「弘前城」にお邪魔しました。

藩祖、津軽為信さんの銅像(逆光でお顔はまったく見えませんが……)が鎮座する駐車場に車を停めて、東門から炎天下の中を天守へと向かいます。

とても小ぶりな天守が木々の向こうに見えてきました。

間近に寄ると、こんな感じ。

そして、なにか違和感を覚える…………。

違和感の正体は、本来あるはずのところに天守がない!ためでした。2015年から弘前城本丸石垣修理工事を敢行中で、石垣の上に鎮座していた天守をちょっと後ろに仮置き状態らしいです。仮置き状態まで持っていくのも一大事だったっぽいですが、個人的には、天守閣は石垣の上にあってなんぼだということがよくわかりました。なんか、庭にチョコンと置かれた仮置き天守はまるでおもちゃのようではないか。ということで、石垣大事。

天守基礎部分に耐震補強工事が必要なことが判明したりなんかもあって、工事は遅れに遅れ、天守が石垣の上に戻るのは2025年以降の予定だそうです。かなり先。

ついでに隣接の弘前城植物園をお散歩して、スモークツリーや、

まだまだ見頃の紫陽花や、

そして、満開のノウゼンカズラ(とカメムシ)を拝見。炎天下でも元気に咲いてくれるノウゼンカズラ、良いかもしれない(庭、ないけど)。

7月の青森は、ふつうに暑かったでーす。