三内丸山遺跡と土偶

2023年07月27日(木) 20:54

日本発信四方山話, 青森
CLAY DOLLS FROM SANNAI MARUYAMA SITE
The excavation, which began in 1992 in Aomori, revealed a large settlement from the Early and Middle Jomon Period (about 5,900-4,200 years ago). The 3D real-size interpretation model of 3 different types of pit buildings and some other pillar-supported buildings were shared in the field, which were all worth seeing, but our target was the clay dolls. Various board-shaped clay figures were found in the region, and all looked so cute. They seemed to have a pursy mouth, or be shouting something.

函館から札幌へ北上する旅の途中で立ち寄った「北海道・北東北の縄文遺跡群」で中空土偶と出会ったのがちょうど1年前。その後、土偶めぐりをするようになるとは思わなかったな~笑。

今夏の青森旅では、平成4年(1992年)に始まった発掘調査で発見された大規模な集落跡、いわゆる三内丸山遺跡にお邪魔しました。縄文時代前期~中期(現在から約5,900~4,200年前)の人々の生活を教えてくれる貴重な遺跡です。

6本の柱で支えられた大型掘立柱建物(屋根の形状が不明なので柱だけ復元されています)や、

長さ約32メートル、幅約10メートルの大型竪穴建物(↓の写真はその出入り口のひとつ)、

時代によって進化してきた竪穴建物(↓写真には3種類の建築様式が写っています)などが丁寧に復元展示されていました。

しかしお目当ては、博物館に展示されている土偶のほうです。三内丸山遺跡からは大量の「板状土偶」が発掘されています。その名のとおり、体が板のように扁平につくられた土偶のことです。

[1] 三内丸山遺跡の板状土偶 [2] だいたいみんなこの形 [3] 首なし板状土偶

脚は表現されていなかったり、みんな「あー」か「うー」かわかりませんがおちょぼ口をあけて叫んでいる雰囲気なのが共通項。3枚目の土偶ちゃんは、顔面とおっぱいが近すぎるような気がするけど、むしろ斬新なデザインなのかもしれない笑。

そして次は、お待ちかねの「合掌土偶」を拝見するために八戸へ。