ワールド・クラスルーム

2023年05月23日(火) 13:07

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WORLD CLASSROOM
From its Website, "WORLD CLASSROOM: Contemporary Art through School Subjects, commemorating the 20th anniversary of the Mori Art Museum, is an attempt for us to encounter a world we have never seen or known from a wide variety of perspectives, using the subjects we learn at school as a gateway to contemporary art." I was able to catch some direct messages in the category of "Science" and "Social Studies" but for others, it's a bit tough though it's really nice to have such a place for artists to share their works. It seems to be getting back to normal after the pandemic.

森美術館で開催中の「ヘザウィック・スタジオ展」を観覧後に立ち寄った、ひとつ上の階で開催中の「森美術館開館20周年記念展 ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会」にてカエル発見。

ロデル・タパヤさんというフィリピン人アーティストが、民間伝承を主題に描いた「早起きは三文の徳」と題される大作の一部でした。

虎ノ門ヒルズに設置されているパブリックアートの原案というのも美しかった。作者はアメリカ人アーティストのサム・フォールズさん。虎ノ門ヒルズ、そういえばまだ行ってない。

マレーシア在住のイー・イランさんによる「マット/テーブル」に描かれるテーブルは、搾取のシステムを作り上げる植民地支配の構造を表すものだそうです。それを包み込む織物は、平等で対等な民主的コミュニケーションを表し、地域の自立と公正な未来を目指す活動のシンボルとして、5mに迫る高さの織物「ビルボード」があると(下の写真の右端に垂れ下がっているもの)。

「社会」と「理科」のクラスにある作品は直球で素人にもわかりやすいものが多かったけれど、「哲学」の部屋とかはお手上げでした笑。

それにしても、アーティストが活動を続けられて、作品を発表する場があって、庶民が足を運び、作品に込められた想いを感じたり妄想したりすることができる。そんな日常が戻ってきつつあることを感じられる美術館めぐりでした。東京の博物館や美術館、じつはぜんぜん行ってないから、海外旅行も行きたいけど、近場も楽しもうっと。