子宝の女神ラヴィ

2023年05月04日(木) 16:42

日本発信四方山話, 山梨
CLAY DOLL TO SYMBOLIZE A PREGNANT WOMAN
This tiny museum owns and shares a beautiful clay doll, which has been believed to symbolize a pregnant woman. She seems to be popular even in other countries, and she will fly to France to join an exhibition at Louvre Museum this fall.

今年のゴールデンウィークは、山梨県まで土偶を見に行ってきました。まず南アルプス市ふるさと文化伝承館にて、鋳物師屋遺跡で発掘された「子宝の女神ラヴィ」とご対面。

横から見ると[1][3]、大きなお腹を抱えている雰囲気がよくわかります。中は空洞になっていて、そこに「土の玉」が入っていたと考えられているらしい(諸説あります)。

[1] ラヴィの右側面 [2] ラヴィの後ろ姿 [3] ラヴィの左側面

それがなおさら「妊婦」を思わせるからかどうかはわかりませんが、世界各国でも大人気でラヴィはよく海外出張するそうな。次回は今秋、パリのルーブル博物館へ。運悪く出張中にあたらなくて良かった……。ふるさと文化伝承館は小さな博物館ですが、他にも人体文様付有孔鍔付土器[4]や土偶装飾付土器(土偶がおなかを抱える土器)といったお宝もあります[5][6]。

[4] 人体文様付有孔鍔付土器 [5] 土偶装飾付土器の後ろ姿 [6] 土偶装飾のお顔

駐車場にたくさん車が停まっていたので意外にも大人気なのかと思ったら、併設の日帰り温泉施設のほうへ向かう人たちばかりで伝承館はノーゲス。たまにしか現れない来館者へ懇切丁寧に説明をしたい解説員さんがいらっしゃるので、つかまると長くなります笑。