木造復元された大洲城
2023年04月19日(水) 15:38
UXいろいろ, 日本発信四方山話, 愛媛, 泊まるコトコロ- REBUILT WOODEN DONJON, OZU CASTLE
- The donjon was once broken down because it became too old to keep it safely, but the town and its citizens had dreamed of rebuilding it, and the dream had come true. If you are a serious Japanese castle lover, you can stay there overnight. The price is 550,000 JPY per person for just one night, which sounds crazy, doesn't it? But the rebuilt castle looked really nice, and it's understandable why the citizens dreamed of having it again.
江戸期から伝わる史料や明治期の古写真をもとに平成16年(2004年)に「木造による完全復元」が実現された大洲城天守です。
4棟の櫓は明治になってからの解体を免れましたが、天守閣は老朽化を理由に解体されてしまったらしい。それを10年がかりで復元したというから、地元の行政や市民の本気が伺い知れます。
天守閣最上階からの眺め。
川にかかる橋の上を走行中の車窓から見た天守がこちら ↓ 。町のシンボルとして復元させたい!と思う人々の気持ち、なんとなくわかります。映えてる。
石垣の上から棟までの高さを比べた場合、四国の木造天守としては一番の高さを誇るらしいです。城内にあった資料から転載。低いものから順に…
- 丸亀城天守(香川県):14.5メートル
- 宇和島城天守(愛媛県):15.3メートル
- 松山城天守(愛媛県):15.4メートル
- 高知城天守(高知県):18.1メートル
- 大洲城天守(愛媛県):19.15メートル
大阪城天守と安土城天守の29メートル、姫路城天守の31.5メートル、江戸城天守の44メートルに比べると、いずれも小ぶりですけども…。というか、江戸城天守の巨大さに驚きました。あと、徳島県が仲間外れになっていること、徳島県民に代わって残念に思います笑。
さて、復元された大洲城のもうひとつの特徴は「泊まれること」です。泊まってみました……と言いたいところですが、高いのでやめました。1泊2食つきで、おひとり様55万円(税込)ですって。最近はまっている古民家再生ホテルのNIPPONIAブランドを手掛けるVMGグループが提供しているエクスペリエンスです。くり返しますが、高いのでやめました。なんとなく悔しいので、NIPPONIA HOTEL大洲 城下町に泊まるのもやめました(不要な負けず嫌い笑)。代わりにどこに泊まったかはまた改めて書きまーす。