伊能忠敬推しの町

2023年03月03日(金) 13:36

UXいろいろ, 日本発信四方山話, 千葉, マチとヒトの観察
TOWN WITH RESPECT FOR INO TADATAKA
Inou Tadataka, who once retired at the age of 49, came back to work at 55 and walked through the whole coastline of Japan to create the first map of Japan based on actual measurement. His job completed at the age of 71, and Sawara is the town which he had worked for as a village headman until his first retirement. Many citizens seem to admire his achievement, and the town, known as a little Edo, has kept the taste of Edo period. It's located close to Narita airport, so it's worth to consider to stop by.

電車の旅は、銚子電鉄の犬吠駅から銚子へ向かい、JR成田線に乗り換えて佐原へと続きました。なぜなら佐原商家町ホテル NIPPONIAに泊まりたかったから。宿の話はまた別に書くとして、佐原の町は「伊能忠敬先生」だらけでした。銅像あり過ぎ。

伊能忠敬記念館によりますと伊能先生は(呼び捨てにしたら佐原の人に怒られそうなので笑)、49歳で隠居した後、幕府の命を受けて55歳のときに日本全国の測量をはじめます。71歳までの約17年間、日本全国津々浦々を歩いてまわり、わが国最初の実測日本地図(伊能図)をつくりあげました。隠居した人に命令を下す幕府は鬼だし、文句も言わずに(言ったかもしれんが笑)仕事をはじめ、そして成し遂げた伊能先生も変人。50歳で引退したいとか言っていた自分の怠け者具合が恥ずかしいレベルですが、がんばって仕事を続けているので許してもらいたいです。

佐原の町は、商家の町として栄えた頃と変わらないであろう昔ながらの家々が小野川沿いに残っていて、「小江戸」の名にふさわしい風情でした。川沿いの銅像は伊能先生晩年の姿…ではない。

そんな風情を守るべく、レトロな丸型郵便ポスト(郵便差出箱1号丸型)が多め。1枚目は川沿い民家の軒先、2枚目は佐原駅前のポストです。ちなみに後ろで踊ってる風な銅像も伊能先生で、踊っているのではなく実測しておられます。そして3枚目は犬吠埼の灯台に似せて塗られた白いポスト。ここで投函すれば、銚子郵便局の風景印を押してくれるらしいです。