ご近所にいる土偶

2023年01月18日(水) 09:38

日本発信四方山話, 神奈川
CLAY DOLLS EXHIBITTED IN YOKOHAMA
I'm now very curious to encounter with clay dolls created in Jomon period, a couple of thousand years ago, and here is the nearst museum in Yokohama, which offers a special exhibition of remains including some newly found clay dolls. I used to live nearby, but never thought of visiting this museum. It seems to have the similar exhibition every year, so it's now in my schedule!

横浜にある神奈川県立歴史博物館で土偶が見られるって言うのよ。しかもタイムリーなことに「縄文人の環境適応」と題するかながわの遺跡展を開催中だってさ。よし、行こう!

入り口を入るとすぐに、パンフレットにも使われている大型中空土偶がお迎えしてくれました。

[1] 大型中空土偶の正面 [2] 大型中空土偶の背面 [3] 大型中空土偶の側面

神奈川県域で多く見られる筒型土偶に手足が付いたような珍しい形をしているのが特徴です。正面や側面から見ると、顔がめっちゃ上を向いているという筒型土偶の特徴がよくわかりますね。

こちら ↓ の頭部片は、土器の縁に付いていた顔面把手なのか、土偶の頭部なのかはわかっていないらしいですが、これが土偶の一部だとしたら「超大型土偶」に認定間違いなし!という大きさでした。

しかし昨年2022年の10月に新たに発掘されたというコレ ↓ とお顔がかなり似てますね。親戚感が漂います。

写真を左右に並べていますが、実は表裏一体です。顔周辺のつくりなどから土偶の頭部とは考えにくいような気がします。なので、やはり顔面把手なのではないかと素人は思うわけですが、発掘されて間もないということで詳しいことは今後の分析を待つことになるのでしょう。

他にも、藤沢市所蔵の板状土偶や、

鵠沼高等学校の歴史部が発見した筒型土偶(撮影禁止)なども展示されていて、なにげに相当楽しかった。昔かなり近所に住んでいたのに一度も行ったことがなかった神奈川県立歴史博物館、侮っていた。常設展もかなりのボリュームと興味深い品々でした。お正月ということで特別展示されていた昔のすごろくがおもしろかったー。

昭和12年にわかもと本舗が発行した双六だそうです。ふつうに盛り上がれそう笑。