タウシュベツ川橋梁へ

2022年06月27日(月) 13:34

日本発信四方山話, 北海道
TAUSHUBETSU RIVER BRIDGE
This collapsing arch bridge is one of the most popular sightseeing spots in Tokachi region lately. This was used for the transportation of timbers, but it's now abandoned and left in the dam lake. The water level is getting higher and higher, so it will disappear in a few months. The view and the surroundings of the bridge varies day by day, that is the reason why it's so popular. We were on the waiting list of the tour, and lucky enough to win the canceled spots!

タウシュベツ川橋梁を間近に見るには、次のいずれかを事前に予約しなければなりません。

  1. 林道ゲート通行鍵(予約ページ
  2. NPOが実施しているツアー(ツアー一覧

1については、鍵が10個しかないため、1日10組限定という狭き門です。橋の最寄りの駐車場まで通じる林道の道幅が狭く、事故や揉め事が増えてしまったため入場制限をすることになったそうです。

2のツアーは、早朝/午前/午後の1日3回すべてが満席で、キャンセル待ち状態だったのですが、土曜日の夕方に「明日の14時からの回にキャンセルが出ました。参加しますか?」というメールをいただき、急遽行けることになりました! ラッキーすぎる!!

では、ツアーの様子をご案内しましょう。

駐車場から線路跡をてくてく歩いていくと右手前方に湖が見えてきます。目当ての橋はまっすぐその先にある状態なので、初見では一瞬「橋どこ?」ってなる。

すこし横から見るとアーチが見えてきます。水がどのくらい溜まっているかもわかります。

糠平湖はダム湖なんです。夏の間、山から降りてくる水をせき止めておいて、冬の発電に使うのが目的です。つまり、春から夏にかけては刻一刻と水位が上がっていき、9月頃には完全に水没します。水没しちゃうとなんにも見えないので、ツアーもタウシュベツ川橋梁以外のアーチ橋を見に行くものに変更となるらしいです。それはかなり残念ですね……。

橋の最寄りはすでにまあまあの水位ですが、すこし山側へ行けばまだ歩いて渡れる状態なので、グルっと回って、橋の反対側まで行きました。ツアーなら長靴を貸してもらえるという特典付き。長靴最高。川を渡る途中で写真を撮ったりできました。

山側をふり返るとこんな感じ ↓ 。あと1ヶ月もしないうちに水没して、川底となる場所です。

すこし高いところまで登り、橋とかろうじて見えている大雪山系の山々を愛でます。

橋の麓まで行きました。反対側もかなりボロボロ。アーチの中身は石ごろごろのまんまなんですね。材料はその辺から集めて来るというエコ設計。

脇の急斜面をくだり、また川を渡って戻ります。

川の途中でもう一枚。

滞在時間は1時間弱くらいでした。反対側まで行って、戻って、すこし休憩できるくらいでちょうど良かったです。

線路跡に流れ込んで溜まっている流木の脇を抜けて、駐車場へ戻ります。

お天気にも恵まれて、最高のツアーでした。この後、別のアーチ橋を見学に向かう途中で、車窓から路肩の森を眺めていた旦那が「熊だ! しかも親子!」と叫ぶもので、ガイドさんまあまあの急ブレーキ。その他全員「見間違いだろ?」と思いつつも車をバックしてまで追跡(危ないって……)。他のお客さん1名とガイドさんも目視したらしく、ヒグマ目撃認定されました。わたしの側からは見えなかったんだけどもぉ(不満)。帰りの道中、エゾ鹿も何度か目撃しましたが、ヒグマが出た後なので興奮度は極めて低かった笑。そういうわけで、ヒグマ本当にいますので、タウシュベツ川橋梁を見に行く個人は十分ご注意ください。熊鈴は必須。