美しいけど落ち着かない

2022年05月30日(月) 14:53

UXいろいろ, 日本発信四方山話, 富山, 泊まるコトコロ
BEAUTIFUL BUT BARRIER-FULL
Dreamed of visiting this beautiful building in the mountains. Plumbing products were fully equipped, so there's no worry about it, but various furniture made of angulated board was tricky. I hit my knee hard on the corner of the table or hit my shank hard on the corner of the bed, so it was a kind of restless stay. The food from a mountain served by the host was gorgeous, though. The trencher time outside in a quiet mountain was even more gorgeous.

新緑の山々に囲まれてキリッと佇んでいる姿は、やはり美しかった。まれびとの家

山中に佇む「まれびとの家」
裏(西)側から見た「まれびとの家」

まれびとの家が一軒だけぽつねんと佇む姿を想像していたので、すぐ隣に家があってすこし残念な気持ちはわきました。しかし、こうして暮らす人がいてインフラが整っているからこそ、まれびとの家でもふつうにお風呂に入り、温水洗浄便座付きの水洗トイレで用を足せるわけです。ということで、水回りの設備は十分でした。

右手奥に隣家があります

お料理好きならササッとなにか作れてしまうくらいのキッチン設備も揃ってます。わたしはそういうタイプではないので、ケイタリングをお願いしました。外のブランコに並んで腰掛け、お向かいの山の新緑を眺めながらの食事です。コレ最高。

向かいの山の新緑を眺めながらの朝食

「山菜中心の田舎料理ばかりでお恥ずかしいですが……」と謙遜されていましたが、とても美味しいお食事でした。

山菜中心の夕食は盛りだくさん

家の中はこんな感じです。東向きの窓から光が差し込みますが、春の日差しではまだまだ寒くて、夜は暖房必須です。

屋内の様子。水回りはしっかり整っています

デザイン情報サイト(JDN)の説明を思いっきり要約すると、つまり板材を井桁状に組んでいく造りになっています。そして、壁と屋根を兼任する合掌部分はもちろんのこと、屋内のベッドやダイニングテーブル、椅子や物入れにいたるまでその意匠が採用されていて、椅子を引いてテーブルに寄ろうとしたら膝をぶつけて悲鳴!とか、寝返りを打って板材の角に脛をぶつけて起床!とか笑、全般的になんだか落ち着きませんでしたー。

板材を井桁に組んだテーブルと椅子。膝をぶつけまくり

もっともコワイのは、踏み板が直角三角形の階段。勢いよく飛び出して、踏み外して、頭打ったら死ぬな……。

踏み板が直角三角形の入り口階段。危ないから気をつけて

という感じで、今回の富山旅はバリアフルでした笑。