伏木曳山祭けんかやま

2022年05月27日(金) 13:15

UXいろいろ, 日本発信四方山話, 富山, マチとヒトの観察
TRADITIONAL FESTIVAL IS BACK
We happened to be nearby, but we were not able to give up our farewell sushi dinner in Toyama at night. So, we ran to the town which was going to have the holy festival that had been cancelled because of the COVID-19 pandemic in the past years to see the preparation and feel the festival atmosphere at least. It could be really tough to pull the heavy float with a mask on, but they looked so happy to have the festival. Keeping this happening must be very important for the town emotionally and economically.

新湊内川沿いの宿へ向かう途中、たまたまお祭りの準備をしているところを通りました。コロナ禍で中止が続いていた各地のお祭りが、すこしずつ復活しようとしているらしき雰囲気。宿の方に聞いたところ、翌日の土曜日に、富山県高岡市伏木に伝わる「けんかやま」というお祭りが3年ぶりに開催されるとのことでした。

昔は町として独立していたようですが、人口減少に伴い高岡市に合併されたようです。現在の人口は約6,500人くらい。祭りを維持、継承していくのは大変そうな人口です。

お祭りの本番というか見どころは、重さ8トンの曳山をぶつけ合う「かっちゃ」で、19:30と22:30に行われるというスケジュール。うーーん、夜か。宿からは約5キロの距離。車で行くとなるとそれまで(旦那が)ビールを飲めない。しかも駐車場は混み合うらしく、よっぽど早くから行って町で時間をつぶすか、そうでなければ電車でぐるーっと遠回りして1時間くらいかけて行くしかないと。 いずれにしても行くとなれば寿司屋の予約をキャンセルしなければならない。うーーーーん、富山旅を締めくくる寿司をキャンセルか…………。無理ゲー。

しかし、宿から約5キロということは、往復で約10キロってことで、なにげにちょうど良い。ということで、朝9時からの開会式とその後に続く「町内曳き」を走って見に行くことに決定しました。

けんかやま開会式の様子

長過ぎる来賓の挨拶が続いているところへ到着。

寳路町の千枚山が角を曲がってくる様子

最初の角を折れたところに待機して、町内曳きを見学。写真は寳路町の千枚山です。やまの四つ角に立ち、拍子木を打って音頭を取るお兄ちゃんたちが軒並みカッコイイ笑。

瓢箪山のちっさい版を引っ張るおじいちゃん

最後尾を見守るように、中町の瓢箪山のちっさい版を引っ張るおじいちゃん(きっとエライ人)。

夜のかっちゃに備えて信号機を壁沿いに動かしています

かっちゃが行われる大通りの信号機を、邪魔にならないように(いや、むしろ破損を避けるべく)向きを変える作業なども行われていました。

山車が通ったあとのコンクリートは傷だらけ

山車が通った後の道路にはガリガリに跡がついて、コンクリートがたくさん破損していて、お祭りってお金がかかるなーとか思ってしまいましたが、祭りのためにと若い衆が町へ戻ってきてくれることを考えれば安いものか。伝統行事が末永く続くことをお祈りします。