アップサイクル満載のホテル

2022年03月24日(木) 16:43

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HOTEL WITH FULL OF UPCYCLES
The hotel, a part of the zero waste action center of Kamikatsu town, offers a relaxing room with a great view of mountains and comfortable atmosphere made of ex-garbage. The windows were collected from dwellers of the town, the curtain and rug were patchworks of old cloths, and the hotel sign was also made of unburnable garbage. So, it's full of upcycles, but still very comfortable.

上勝町の暮らしを体感し、日々の暮らしをゴミから見つめ直すための学びと寛ぎの時間を提供してくれる「HOTEL WHY」に泊まるなら、上勝の山々を一望できる「レイクサイド」がイチオシです。そうすれば、テラスからこんな景色を眺めてぼんやりしたり、朝ごはんを食べたりできちゃいます。

HOTEL WHY「レイクサイド」の部屋からの眺め

でも実は、眼下にあるはずのレイク↓は、部屋からもテラスからもチラッとしか見えませんのであしからず。

レイクの姿は部屋からはほとんど見えません。写真はジョギング途中に見えるところから撮った写真

1階のリビングはさほど広くありませんが、吹き抜けになっているので狭く感じません。

リビングは吹き抜けになっていて狭さを感じさせません

窓は、町内から集めた古い窓たちの継ぎ接ぎ仕立て。

町内で集めた古い窓の継ぎ接ぎ

2階の寝室には、古いジーンズを切ってパッチワークした敷物があって、その上に布団を敷いておやすみします。ちなみにカーテンも、一見しただけではまったくわかりませんが、古布をつなぎ合わせたものでした。

古いジーンズを切ってパッチワークした敷物

洗面所やお風呂場の床は、くるくるショップでもらい手のなかった瀬戸物を砕いて混ぜた素材でできていますし、タオルハンガーには石を利用していました。

そのへんに転がっていたと思しき石を使ったタオルハンガー

建物の壁にある「HOTEL」の文字も、廃棄するのがまあまあ大変そうなゴミたちで作られています。

HOTELの看板もゴミたちでできています

ゴミとして廃棄されたかもしれないモノたちを活用して生み出された上質な空間と景色に癒やされる2泊3日でした。