ところざわサクラタウンへ

2021年07月26日(月) 14:19

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TOKOROZAWA SAKURA TOWN
My destination was a newly opened museum in Tokorozawa, Saitama Prefecture, in 2020. The enormous "Bookshelf Theater" is worth seeing, though "Edit Town," which was supposed to offer a new library experience, got my hopes too high. "Manga and Light Novel library," which requests additional entry fee, might be the biggest sales point of the museum, though I was not encouraged enough to go in. The distance from the libraries to the closest bookstore disappointed me, too. Stronger link would make the total experience better and new, I think. The best innovation was "Ultra Buddha statues" that were displayed in front of the museum shop!

県をまたいで「ところざわサクラタウン」へ行ってきてしまいましたゴメンナサイ。でも我が家からは、南武線と武蔵野線を乗り継いで行けるので、東京都心を通過する必要なし。目的地の「角川武蔵野ミュージアム」は入場制限や滞在時間制限がされているおかげでさほどの混雑ではなく、ゆったり見て回ることができました。

目玉はなんと言っても、高さ約8メートルの巨大本棚にかこまれた「本棚劇場」です。

KADOKAWAの刊行物のほか、角川書店を創立した角川源義氏をはじめとする個人の蔵書など合計約5万冊がずらりと並んでいました。この本棚劇場を使ったプロジェクションマッピングも見ものです。

「エディットタウン」と呼ばれる新しいカタチの「図書館」には、松岡正剛さんの監修で選ばれた約2.5万冊の本が「9つの文脈」にそって陳列されています。

ふつうの図書館と同じように、あちこちに備えられている椅子に座って読むことができます。が、言ってもそれほど広くないし、図書館よりも観光名所の趣が強く、静かにゆっくりじっくり読書する感じではありませんでした。読んでいる人も漫画や写真集などをパラパラしているくらい。コロナ禍という制約はもちろんありますが、ちょっと企画倒れ感がある笑。いや待てよ? 別料金が必要になる「マンガ・ラノベ図書館」のほうがメインで売りで新しいのかもしれません。入らなかったのでわかりませんが。

図書館なのであたり前ですが、気になった本をその場で買うことはもちろんできません。ミュージアムの向かいの建物(本棟)に「ダ・ヴィンチストア」と称するKADOKAWA直営の書店があり、エディットタウンと同じ分類で本を陳列しているコーナーもありました。でも、書店の存在に気づかず帰ってしまう人が続出してもおかしくないくらいに図書館と書店の距離が遠いのがとても残念です。距離も含めてもっと連携を強めれば、新しい体験を生み出せそうなのになぁー。惜しいです。

でも、ミュージアムショップの前に並んでいる「超仏陀(ウルトラ仏陀)」の発想は斬新でした。