本のイベント第2弾

2021年06月01日(火) 13:50

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SECOND EVENT WITH MY BOOK!
Design Research Tokyo organized a talk event with readers of my book. I tried to share why I decided to write this book, how hard it was to meet with the editor's expectation, and the importance of learning cognitive science to improve the skill of being a user researcher. Thanks to the question about meta-cognition from a participant, I now can tell it's the hardest part to understand what I was trying to share in the book. There are some more events planned in June and July, and that's how I get back to work in Japan gradually.

著書『ユーザーの「心の声」を聴く技術』が書店に並ぶようになってから1ヶ月強が過ぎた5月下旬。じっくり読んでくれた人に限定して小さなイベントを開催しました。「デザインリサーチ」や「UXリサーチ」に関わる人たちが抱える現場の悩みを相談し合える場の提供を目指して活動する Design Research Tokyo の主催です。

ざっとどんな話をしたかは、主催者がまとめてくれたグラレコでどうぞ。

この本を書くきっかけにもなった2018年のイベントのことや、編集さんに3年間みっちり絞られた話、本にまとめることで再確認した「認知科学」を学ぶことの重要性なんかを伝えられていたらうれしいです。

本の中ではうっすらとしか書けなかったメタ認知の話とそれを鍛えるための読書の仕方について質問してくれた方がいて、紙面では伝えきれていなかったことを再確認しました。あと、その質問に答える中で使うべきではない表現を使ってしまったことを、あとから猛省したりもしました。言ってしまうと取り消せないから気をつけないとな。調査の現場でも起こり得ることだから、言葉の選び方にはほんと気をつけないと……。

「UXリサーチャー」という肩書の参加者が多かったから、本の中に「UX(User Experience)」という文言がただの一度も現れないことに質問が出るかな?と思っていましたが、だれも気づいていないのか笑、そこはスルーでしたー。

コロナ禍が落ち着かないのでオンラインばかりになりますが、これからもイベントいくつか予定があります。引っ越し荷物の片付けをしながら、イベントの準備や署名記事の執筆などをして少しずつ職場復帰を目指します。でも、夏は暑くて溶けそうだから本格的な現場復帰は秋……かもな。