ステキマンション探訪①
2021年02月17日(水) 18:01
UXいろいろ, ヨーロッパ所々方々, Skåne, スウェーデン, マチとヒトの観察, 泊まるコトコロ- DWELLERS CAN BORROW VARIOUS THINGS
- Visited our friends' new apartment where people can live in a sustainable and comfortable way. The same as Ohboy hotell in Malmö, this apartment aims at exploring long term solutions for urban citizens to live joyfully and nicely to the planet as well. Most dwellers seem not to have a car, but own a bicycle or two or more, so there is a bicycle fixing station on the basement. In addition to various bicycles, they can rent Nordic walking stocks, baby carriers and strollers, and so on. "Do not own much" is one philosophy for them to live simply and elegantly.
一軒家暮らしを選んでしまったので、スウェーデンのマンション事情を知らぬままになっておりましたが、お友だちカップルが引っ越したステキマンションにお邪魔して、あちこち見学させてもらいました。今日から3回連続でお届けします。
旅行でMalmö(マルメ)に来る人にオススメするなら絶対にココ!と決めているOhboy hotellを手掛けた人たちの手によるこちらのマンションは、ホテルと同じく、多くの人が、持続可能で快適な暮らしを長く無理なく続けていくためのソリューションを模索し続けることを目標に掲げています。
自動車を持たない暮らしを推奨していて、マンションの地下にも地上にも駐輪場がズラリ。
自転車のメンテナンスをするためのスペースと工具もバシッと用意されていました↑。
レンタル自転車もたくさんありましたが、驚いたのはそれ以外にもたくさんのレンタル品が揃っていること。各フロアにひとつずつ用意されているのは折りたたみ自転車とキャスター付き買い物袋、そしてノルディックウォーキング用のストックの3品[4]。地下へ行くと、本気トレッキング用のリュック[5]、ベビーキャリアにベビーカー[6]までありました。自動車のみならず「なるべく物を所有せずに生活する」ことができるようにとの配慮によるのでしょう。
自前の地熱暖房システムと太陽光発電システムを導入しているので、居住者が負担する光熱費はかなりお安いらしい。自分のところで賄っていれば、災害時にはかなりの強みを発揮しますよね。日本のような自然災害に見舞われることはあまりない地域ではありますが。
地元のイラストレーターSara Granérさんによる愛らしいイラストが館内のあちこちに散りばめられていて、コンクリート打ちっぱなしの壁もまったく寒々しくありませんでした。
各階のエレベーターホールの絵がぜんぶちがって↑、貸し出し用の自転車やストックも絵の一部になるように描かれています。館内をうろつくだけでかなり楽しいマンションでしたー。つづく。