政府機関からSMS

2020年12月24日(木) 21:48

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RECEIVED SMS FROM GOVERNMENT
In Sweden, even government agencies send an SMS to all the citizens who have a mobile number. This time, I received a message that MSB sent out, which sounded to warn especially young people who could be careless for the coming Christmas celebrations. It doesn't ban a travel, but ask people to be very careful if they want to see your dearest family in a high risk group.

スウェーデンではSMS(ショートメッセージサービス)がかなり活用されています。荷物の連絡はもちろん、美容院の予約のリマインドや飛行機の事前チェックイン案内なんかもSMSで来ます。携帯電話の番号を登録したら、その後の連絡はSMSで来ると思っておいてほぼ間違いなし。慣れるとけっこう便利です。

そして先週、MSBという政府機関(日本で言うと「内閣府防災担当」みたいなところ)からSMSが来ました↓。

「感染拡大を防ぐためにちょい厳し目の勧告が出るから危機管理情報サイトで確認してね」的なことが書いてあるとはだいたいわかったけど、携帯電話を所有する国民全員に配信するほどの重要メッセージだから誤解するわけにいかんぞ……ということでGoogle翻訳にかけたら、だいたい正解でした。

で、危機管理情報サイトってのへのリンクはどこよ?って感じだし、せめてURLを書いておいてくれないものかと思ったが、大人なので、自分で調べてアクセスして、英語ページを発見したのでそっちを読むと、だいたいこんなことが書いてありました。

  • Covid-19とみられる症状があるときは在宅を厳守し、検査を受けること
  • 同居人の他、日ごろから交流のある数人との接触にかぎること(同居人以外の場合は屋外推奨)
  • 屋内外を問わず、他者とは十分な距離を保つこと
  • 混雑した店舗、ショッピングセンター、公共交通機関の利用を避けること
  • 旅行をする場合は感染リスクを最小化するよう努めること
    • 座席の予約ができない公共交通機関の利用は避けること
    • 旅行中、および旅先での他者との接触はできるかぎり避けること
    • 旅先で症状が出たときには自主隔離し、他者への感染経路を断って帰宅すること
  • 可能なかぎり、在宅勤務すること(通勤は混雑する時間帯を避けること)
  • 各自きっちり衛生管理すること
    • 定期的にしっかりと、石鹸をつけて手を洗うこと
    • 食事の前、トイレを利用した後、公共の場から戻ったときにはかならず手を洗うこと
  • 70歳以上の高齢者をはじめとする高リスクグループに属する人を訪ねるときには特に用心すること
    • 施設を訪問するときは指示に従い、安全を確保すること
    • 春に感染をした人も、感染をもたらすリスクが十分に低くなっているとは限らないため、同様に用心すること

つまり、「どう言っても旅行に行くよね? 親や祖父母に会いに行っちゃうよね? だってクリスマスだもんね。そこは目をつむるから各自できるかぎりは気をつけなさいよ!」という主に若者たちへのメッセージにちがいない。

しかし、わざわざSMSで飛ばす意味はあったのだろうか? そして効果は?