逆キャンセル料システム

2020年12月10日(木) 18:46

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CANCELLATION POLICY APPLIES TO HOST TOO
It was a sad surprise for our booking on Airbnb to be canceled by the host, and even worse, I have not been able to access to the listing page of the host since then. Why is that? So weird and irritating, and it was a bad enough experience for me to stop thinking of using Airbnb, though another host who canceled another booking of mine was kind enough to offer a discount coupon. Anyway, Airbnb hosts seem to be able to decide their cancellation policy, but most of them select 100% which means I won't get any money back if I cancel the booking. Here is an interesting example which I found on a small luxury hotel managed by a couple in Japan. They have quite a strict cancellation policy, but it also applies to the host. If the host has to cancel a booking, it offers a discount coupon for the future stay in a year. This sounds very fair between host and guest, and I love to visit the hotel when I get back to Japan.

2020年の春から夏にかけて、Airbnb(以下エアビー)にはお世話になりました。コロナ禍中、他者とそれほど触れ合うことなくスウェーデン国内を旅して回れる状況を作ってくれたエアビーにはとても感謝しています。

しかしそのエアビー熱は、秋になって急速に冷めました。ひとつ目の理由は、キャンセルを喰らったことです。一度目は、スウェーデン第二の都市Göteborg(イェーテボリ)のオシャレ物件。8月に行こうと思って一度は予約を完了したのに、ある日ホストから「事情があって泊めてあげられなくなった」と一方的にキャンセルされました。お金は全額返金されましたが、そのホストのリスティングページを見ようとするとアクセス拒否されるようになっていて[1]、謎と不満が残りました。そしてそのときは結局、Göteborgに行くのを取りやめたんです……。Göteborgのブルワリーでクラフトビールを楽しむのを諦めたんですうぅぅぅ。

ちなみに、ゲストであるこちらからキャンセルする場合には、ホストがえらぶキャンセルポリシーにもよりますが、ほとんどの場合はキャンセル料として100%持っていかれます。夏の終わりに胃腸炎でダウンしたときに体験しました。ホストにとっては機会損失だから仕方ないと思いつつ、ホストがキャンセルしたときと天秤にかけると、相手は別のホストだとわかっていてもなんとなくわだかまりが残ります。

9月中旬に再度、別のホストからキャンセルを喰らいました。「家族がコロナっぽい」という事情説明付きだったので、本当かどうかはわからないけれど信じて従うしかないという感じ。しかしその後、一度目のキャンセルとはちがう展開がありました。代わりの宿をエアビーで予約するときに使ってね!という主旨で、223.53SEK(約2,700円)分のクーポンが届いたのです[2]。Göteborgのキャンセルのときもエアビーから似たようなメッセージは来たけれど、クーポンはついてなかった。このちがいは何なのだろう?

[1] アクセス拒否られてる! [2] キャンセルごめんねクーポン [3] 宿もキャンセル料払います

そして最近、日本に帰ったらどこに旅行しようかな~と夢想しているときに、たまたま見つけたのが山口県の離島にある宿の「逆キャンセル料システム」です[3]。スタッフ2人で運営しているので、急病等で営業が困難になり、宿側からキャンセルをする可能性も否定できないことから、そういう事態になったときには「キャンセル規定に準じて、次回宿泊時(一年以内に限る)に割引する」としています。たとえば宿泊予定日の1ヶ月前から2週間前までに予約をキャンセルした場合、客は15,000円のキャンセル料を支払うことになります。同じように、宿側が宿泊予定日の1ヶ月前から2週間前までにキャンセルをした場合、次回の予約のときに15,000円分の割引をするという仕組みです。離島だし、山口県だし、日を改めて再訪することがむずかしく、その割引サービスを活用できない客も多いかもしれませんが、日を改めて旅行を再考しようと考えてくれるお客も出てくるかもしれません。客との関係性をつなぎとめてくれるかもしれない「逆キャンセル料システム」を取り入れるこのお宿、いつか一度は行きたいと思い続けてもう10年くらいになるなー。帰国したら、行くぞ絶対。