血のスープのお味は?

2020年11月11日(水) 18:37

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GOOSE DINNER AT HYPOTEKET
We should have dressed a bit more formally, but it was too late. It was also hard for us to guess how to behave at a goose dinner with such atmosphere. It was quite an experience to eat Swedish traditional blood soup, though another option, lobster soup sounded much more tasty. Anyway, all the dishes were well seasoned and elegantly served.

行ってから気づいたけど、まあまあきちんとした格好で行くべきレストランであった笑。

ガチョウディナーを楽しんだレストランの様子。皆さん、ちょっとフォーマルな装いでいらした

受付では名前すら聞かれず、とりあえずバーに通されて、あたり前のように飲み物をオーダー。いったいどのタイミングでテーブルへ移動すれば良いのかわからず指示を待っていたら、お迎えが来ました。ほっと一安心。待っているのが正解だったのかどうかは、結局よくわからない笑。

ガチョウのレバーソーセージの上に血のスープが注がれております

「前菜は、“black soup”と呼ばれるガチョウの血のスープとロブスタースープからお選びいただけますが、どちらになさいますか?」と聞かれ、どう考えてもロブスタースープのほうが美味しそうだし、大好物なのだが、「エクスペリエンス」という魔法の言葉に導かれ、泣く泣く血のスープを選ぶ笑。そして、真っ黒いスープがいきなり出てくるのだと思っていたら、ガチョウのレバーのソーセージと少々のお野菜の上に熱々のスープを注ぐという演出付きでございました。

「どのくらいの人が(ロブスターを諦めて…とは言わなかったけど)血のスープのほうを頼むのですか?」と聞いてみたら、半々くらいだという無難な回答でした。でも見た感じ、かなりの人が血のスープの注がれる様子を笑顔で眺めておられましたので、本当に半々くらいかも。で、お味ですが、想像したよりも美味しかった! 血を使うという制約の中で毎年楽しみにしてもらえる味を作り出しているわけだから、シェフの腕が試される感ありますが、でも二度目は迷わずロブスタースープを選ぶな、たぶん笑。

メインはガチョウ肉のロースト。付け合せも伝統的な仕上がり

続きましてメインは、ガチョウのお肉のローストです。皮がカリッと美味しかった。見た目はすこし油っぽいのですが、臭みもギトっと感もなくすっきり美味しい肉料理でした。赤キャベツ、芽キャベツ、プルーンにリンゴなど添えられているものたちもド定番らしい。

デザートはスコーネ伝統のアップルケーキ

最後はスコーネ地方伝統のリンゴケーキにカスタードクリームソースみたいなののドバッとがけ。上品なお味でございました。これでスッキリ終わりだろうと思っていたら、コーヒーとマカロンが出てきました。食べきれずにごめんなさい。そして時刻は、スタートからもうすぐ4時間という頃合い。この国のコースディナー、長いのよねー笑。


Restaurant in Lund: Hypoteket

  • Address: Kyrkogatan 13, 222 22 Lund
  • Official Website: http://hypoteket.se/
  • Category: Swedish
  • Dress code: Formal, maybe (though we went casually…)
  • Price: 1,190 SEK ≒ 14,540 JPY
    (595 SEK * 2 persons, exclusive drinks)
  • Date: Saturday, November 7th, 2020