スウェーデンの”The Jobs”

2020年10月20日(火) 17:39

ヨーロッパ所々方々, Småland, スウェーデン
"THE JOBS" IN SWEDEN
We happened to find an exhibition at Vandalorum, where we stopped by for lunch, about the history of products created by Lisbet and Gocken Jobs. I didn't know they started their career as ceramicists, and they went into the world of textiles according to a suggestion of a department store. The old designs were idyllic and simple, the current ones look still simple but gorgeous at the same time. The exhibition would keep going on until end of May, 2021.

スウェーデンで“Jobs”と言えば、SteveではなくLisbetとGocken姉妹です。

と言うほどかどうかは知らんけど笑、手染めリネンの老舗JOBS(ヨブス)の歴史と作品を紹介する企画展に遭遇しました。初期の作品がズラリ。

Jobs姉妹の初期の頃の作品がズラリ

大好きなポンチ絵に通じる印象もあって、見ているだけで和みました。

これが一番のお気に入り!

お姉さんのLisbet Jobsは、1931年に自身の工房を構え、電気釜を導入して、自分の作品を自分で焼きはじめた陶芸家さん。4年後にパートナーとして働きはじめた妹のGocken(本名はIngridらしいけど愛称で親しまれてる)も元は陶芸家で、1930年代中盤にはすでに名の知れたアーティストとして活躍していたようです。その2人がテキスタイルのデザインをはじめたのは第二次世界大戦で釉薬が手に入りにくくなった頃のこと。とある百貨店から、テキスタイルデザインへの転向を勧められたらしい。戦後、その百貨店で開催した展示会が大評判になり、あれよあれよのうちに世界に名を馳せるようになったという歴史を勉強しつつ、彼女たちが残した作品の数々を一挙に見られる展示会をVANDALORUMという田舎の美術館で開催中のところに偶然出くわしたのは幸運でした。当初9月下旬までの予定だったものが、会期延長して2021年5月末までになったようです。

日本からこの企画展を見に来るような強者はいないと思うけど、なんとタイムリーなことに11月3日まで、日本橋三越本店でフェアをやっているようです。

自然の草花をモチーフにしたテキスタイルが本当に素敵でした

さすが日本、JOBS(ヨブス)の商品を直輸入して、幅広く販売しているお店がすでにあることに驚きつつ、この美しいテキスタイルを売るお店のWebサイトがこれほどダサイ仕上がりになることに驚愕した笑。