収穫祭の代わりに収穫体験

2020年09月30日(水) 16:43

UXいろいろ, ヨーロッパ所々方々, Foods in Sweden, Skåne, スウェーデン, マチとヒトの観察, 食べるモノコト
SELF-PICKING INSTEAD OF HARVEST FESTIVAL
Lund municipality tends to organize an annual harvest festival at the city park, but it's canceled the same as all the other events in the world. Instead, farmers in and around Lund organized their own small event and I went to the self-picking one at a nearby farm. The notice board I found during my running didn't say what's to be picked, and I thought it should be potatoes but it's broccoli, kale, cauliflower, and sun flowers. It was pretty interesting to learn how kale and cauliflower are ripen and how hard to gather in. They cost pretty much, but I now understand the reason behind the high price.

毎年9月最後の週末に市営公園で開かれていた秋の収穫祭ですが、コロナの影響で今年は中止になりました。代わりに、農家さんたちが自分の敷地で各自イベントするがよろしーってことになった模様。市が準備した参加農家一覧は、なんの気配りもないただのリストで、リンク先をひとつずつ見て、場所と日時を確認して、どういう順番でどう回ろう?と自分で計画を立てなければならないという大変さ。マップくらい作ってくれても良いのにね>市。

我が家から2キロほどのところにある最寄りの農家さんも参加していて、不親切な一覧にも載っていましたが、それよりも先にランニング中に看板を見かけていて、実は楽しみにしていたのです。

ランニング中に看板を発見!なにかを収穫させてくれるらしいが、なにを?

「SJÄLVPLOCK」は「Self-picking」という意味で、なにかを自分で収穫できるということだと思うのだけど、なにを?というのが書いてなくて笑、芋掘りか?リンゴか?キノコか?と勝手に想像を膨らませていたのですが、正解はブロッコリーでした!

ブロッコリーの収穫でした!他にも、カリフラワー、ケール、ヒマワリなど
[1] 緑は全部ケール! [2] 奥に小さなカリフラワー [3] ヒマワリも買おう!

ケールのみ重量売りで1キロ100SEK(約1,160円)ですが、それ以外は1個いくらという値付けです。「できるだけ大きいのを収穫しよう!」と客に思わせ、これからまだ大きくなる実は収穫されずに残って売り手もうれしいし、エコだよね!という一石三鳥な作戦です。で、お値段はブロッコリーが30SEK(約350円)、カリフラワーが50SEK(約580円)、ひまわりが10SEK(約115円)と計算してみるとまあまあ高い笑。スーパーで買ったほうがぜんぜん安いのだけど、収穫の楽しさがもれなくついてくるのと、畑に彩りを添えているマリーゴールドは無料でいくらでも持っていって良し!ということだったので、マリーゴールドを大量に摘んで得した気分を上乗せしようとする貧乏人はわたしです。

マリーゴールドは好きなだけ摘んで良いってよ!

カリフラワーってこういう風に実るんだ[2]ってはじめて知ったけれど、必要とする耕地面積に対して収穫量がとても少なく、しかも、この実を守るためにへばりついている葉っぱの中から実をほじくり出すのがすごく大変だということを身をもって知りました。値段が高いことにはきっちり理由がある。そういうことまでわかる収穫体験は貴重な学びの場だと思う。