奇妙な石像たち

2020年09月15日(火) 17:05

ヨーロッパ所々方々, Skåne, スウェーデン
CURIOUS SCULPTURES
The museum was closed caused by COVIC-19, but in the garden you can still enjoy the unique stones that were carved by the farmer and miller Nils Nillson in the 19th century. The stones seemed to be ranked as one of Skåne's seven wonders. An retired farmer spent his time on carving the pedigree first, which turned out to be a big fun and dreamed of creating the Garden of Eden with his arts, maybe. I did love the cute images carved on the stones whatever they mean, anyway.

数年前、とある雑誌の企画で、Skåne(スコーネ)の7不思議というのが選抜されたらしいです。元ネタの記事を残念ながら見つけられなかったのですが、その7つのうちのひとつ「Hallsbergs Stenar」を見に行ってきました。

石にこんなに刻むの、しかも手仕事、それはきっと大変な作業だったことでしょう

我が家から真東へ車で50分ほど行ったところにある田舎が今よりもっと田舎感たっぷりだったころ、この地で農業を営んでいたNils Nilssonさんというおじいちゃんが農家の仕事を子どもたちに引き継いだあとの暇つぶしで、そのへんにゴロゴロあった巨石に自分とこの家系図を彫ってみたら楽しくてハマったらしいのです。で、聖書のモチーフや物語を彫ってみたり、王様のお顔をつくってみたりしたものを庭に並べて、エデンの園をこの世に再現することを目指していたとか、いないとか、あちこちにある資料を乱暴に要約するとそんな感じだと思われる笑。

[1] Nilsson家の系図が皮切り [2] 聖書のモチーフが多め [3] 魅力的なポンチ顔
王冠かぶっている風なので、きっと王様なんじゃないの?

つまり、おじいちゃんアーティストの本音がよくわからないからこそ、7不思議のひとつに選ばれたのでしょう。硬い石に手彫りでこれだけ文字を刻むのはさぞ大変だっただろうと思うけれど、期待どおりのポンチ絵風味はとてもお好みでした。