スウェーデンっぽくない教会

2020年07月09日(木) 17:47

UXいろいろ, ヨーロッパ所々方々, Värmland, スウェーデン, ノルウェー, マチとヒトの観察
BEAUTIFUL, BUT NOT SWEDISH-LIKE CHURCH
The church in the center of Östmark looked similar to the stave churches in Norway, but it's in Finnskogen and conveys the Finnish culture to Christianity of 18th century. Because Finnskogen covers the broad area in Norway and Sweden, so there is a possibility of introducing some culture or taste from Norway, too. This could be an interesting subject to learn, but I'm not that much motivated. Let's enjoy the beauty of the architecture for now.

Östmark(エストマーク)の町に到着するや目に飛び込んできたのは美しく佇む教会の姿でした。さすが近いだけあって、4年前にあくせく見て回ったノルウェーの木造教会に似ているというのが第一印象。

しかし、ノルウェーの木造教会はヴァイキングとキリスト教文化が融合した建築様式で、その多くは1130~1350年に建てられたものと伝えられていますから、1765年に落成したこのÖstmark kyrka(エストマーク教会)は別物と思われます。

それにÖstmarkは、フィンランドからの移民が根づいた町で、Finnskogen(フィンランドの森)と呼ばれる地域の一部です。ノルウェーからの移民ではなくてフィンランドからの移民。ただし、Finnskogenは、スウェーデンとノルウェーにまたがる広いエリアを指しているようなので、ノルウェーの文化が入り込んできた歴史もありそう。間にあるスウェーデンをすっ飛ばして、フィンランドの森の民とノルウェーに伝えられていたヴァイキングの文化が混ざり合いこんな教会ができたということかな? そんな入り組んだ文化を勉強したらおもしろそうだけど、そんな余裕とやる気はないのでその美しさだけ目に焼き付けることにします。

造形が美しいエストマーク教会