ネズミオーナーの薬局

2020年07月22日(水) 17:43

UXいろいろ, ヨーロッパ所々方々, Skåne, スウェーデン, マチとヒトの観察
APOTEKET FOR MICE IN LUND
The artist, Anonymouse, seems to spend time in Lund this summer, and opened an Apoteket for mice to antisepticize and survive in this COVID-19 pandemic. If you peek into it, you would be surprised by the tiny apothecary jars which look so real. I'm now curious to find other restaurants and nuts bar owned by Anonymouse in Malmö if they are still open.

スウェーデン版バンクシーと言っては失礼かもしれないけれど、Malmö(マルメ)在住の匿名アーティストAnonymouseさんという人がいて、2016年にMalmöの街角の足元!に小さな小さなレストランとナッツショップをオープンして以来、ちょいちょい話題になっています(知らんかったけど笑)。

この夏はLund(ルンド)で夏休みを過ごすのかどうか知りませんが、ネズミ界でもコロナ感染を防ぐべく手洗いや消毒が推奨されているとかなんとか(という設定)で、Lundに薬局Apoteketをオープンしました!というニュースが人間界に流れました。

そこで早速様子を見に行ってみたら、普段はほとんど人通りのない脇道にひっそりとオープンしているApoteketを興味津々に覗き込む人たちがちらほら。

わたしも順番を待って、店内を覗き込んでみたら、薬瓶までしっかり作られていてスゴーイ! 他のお店も見てみたくなったけど、閉店しちゃってるのかな?

ところで、ついでなのでApoteketの紹介をします。「Apoteket」はスウェーデン人にとって「薬局」の代名詞です。1970年に国営の薬局としてオープンしたApoteksbolagetが、1998年にその名をApoteketに変え、さらに2009年いよいよ民営化されたという歴史があるらしい。民営化された経緯や意図までは調べてませんが、薬局は民営化したのに酒屋は国営を貫くのはなぜだろう?みたいな新たな疑問が生まれました。在瑞3年目になっても、まだまだわからないことだらけ。