スウェーデンでも旅行は自粛しましょうね……ということになっています。3月下旬に予定していたVäxjö（ベクシェー）1泊旅行も、ポルトガルの代わりに企画したGotland（ゴットランド）島上陸も断念しました。ホテルに泊まって、朝食会場で感染するとか、させるとかはちょっとアレだしな～と思って。

そして、ふとAirbnbの存在を思い出しました。遅い笑。スウェーデンでは、短い夏の間になが～く取る夏休みを存分に楽しむために「サマーハウス」を持っている家族が多く、Airbnbで検索してみたら、そうしたサマーハウスらしきものの「一棟貸し」がたくさん見つかりました。家をまるっと借りれば、食事の支度を自分たちでできるし、他人との接触も最小限（もしくはゼロ）に抑えられます。今こそAirbnbではないか！と。

しかし残念ながら、行きたいエリアのサマーハウスらしきものは軒並みダサイ笑。数ある中からステキなところを見つけ出すのにかなり苦労しましたが、我が家から車で3時間弱のところ、小さな村の一角にドシンと佇むお宿を発見したときはワクワクしました。それがこちら↓。

オーナーご夫婦 – 正確にはSambo（サンボ）と呼ばれる事実婚カップル – は近所で農家をしていて、家のリノベーションや木工は「趣味」らしいのですが、中は見事なステキ空間に仕上がっていました。玄関を入ってすぐのところにある木の椅子とサイドテーブル[1]、わずかな曲線を描く階段の手すりや側板[2]、ダイニングテーブル[3]やキッチンカウンターなどはいずれも彼らの手づくりだそうです。IKEAの家具や小物も混じっているのだけれど、それらも上手に選別しているので安物っぽく見えませんでした。かなり絶妙なバランス。

[1] 手づくりの椅子とテーブル	[2] 微妙な曲線が美しい	[3] テーブルの向こうはテラス

家の前の小道[4]を行くと湖[5]があって、天気が良ければボートを浮かべてまったりしたり、湖畔のこれまたオーナー手づくりのウッドデッキ[6]でご飯を食べたりもできてもっと楽しかっただろうけど、生憎の空模様だったので、家の中でぜいたくにも昼寝をしたりして笑、とてもリラックスした週末を過ごしました。パンクにめげずに向かって良かったマジで。

[4] 家の前の小道を行くと…	[5] きれいな湖があります	[6] 湖畔の手づくりウッドデッキ

Airbnbはこれまでなんとなく敬遠していたのだけれど、その国や地域の「一般的なお宅」を知るのにもしかしたら良いのかもしれない。このお宅も外見は「ザ・スウェーデンハウス」という感じで、三角屋根の下がどうなっているのかとか、地下室はどんな感じかとか、暖炉はどんなかとか、細かくジロジロ観察できて勉強になりました。しばらくはAirbnbのお世話になるかなー（ホテルの応援もしたいのだけど……）。