SASの機内食はマズイよ

2020年03月04日(水) 19:46

UXいろいろ, ヨーロッパ所々方々, スウェーデン, デンマーク, 食べるモノコト
IN-FLIGHT MEALS OF SAS IS BAD
The news ANA would fly between Stockholm and Haneda sounded interesting, but 5-hour train ride before/after a long flight would not be my choice. And I also found a news SAS would fly to Haneda instead of Narita from this spring. Wow, it is nice, even though the in-flight meals are always disgusting. SAS is not at all willing to offer a free upgrade to business, as the bidding system proves it. I often wonder if I should bid on it, but always persuade myself not to as I cannot imagine the in-flight service would meet with the additional payment.

ANA(全日空)が2020年6月から羽田/Stockholm(ストックホルム)路線に新規就航するというニュースを聞いて、一瞬ワクワクしました。これでSAS(スカンジナビア航空)のあのマズイ、エコノミークラスだと選ばせてもくれない一択の美味しくない機内食ともおさらばできるのではないかと期待して。

でも、Stockholmの空港まで電車で5時間くらいかかるから、ロングフライト前にさらに5時間の電車移動ってのはないな……いくら機内食がSASと比べ物にならないくらい美味しかったとしても笑。

などと、一喜一憂していたら、SASも2020年3月下旬から、これまでKøbenhavn(コペンハーゲン)と成田を結んでいた路線を羽田との路線に変更するというニュースを発表。 Lundの自宅からほんの1時間で行ける隣国デンマークの空港から羽田に飛べるとなれば、やっぱり今後もこっちですね。たとえどんなに機内食が不味くても(しつこい笑)。

ちなみにSASは、顧客満足度よりも従業員満足度を気にする会社らしく(うわさ)、機内サービスを提供するCAのみなさんはいつも楽しそうにおしゃべりしながら働いています。無料ドリンクのサービスは一回きりで、二回目以降は有料なうえに、客が自分で買いに行く仕組みです(呼ぶこともできるけど、すぐに来てくれることはほぼない)。機内食は一択なので、客と余計な会話をする必要がなく、彼らの仕事はあっという間に終わります。朝食なんて、ハムとチーズと野菜(レタス、トマト、キュウリ)を客が自分でパンに挟んでサンドイッチにして食べるという簡素さ。親切にパンがカットされている!わけはなく、そこも客がも自分でやるのだよ。いいけどさ。パンはまあまあ美味しいし。

日本到着直前の朝食。自分でサンドイッチをつくって食べるんですってよ

日本からこちらへ飛ぶときはローストビーフみたいなのに春雨サラダがついてくるからまだマシですが、とにかく機内食はヒドイ。美味しかったJALの機内食を思い出して、毎度イラついております。

最近こんなニュースも見かけました。

コンサルティング会社アイデアワークスはビジネスクラスかファーストクラスの特典航空券2枚を入手できるか、航空会社18社で合計3600件の検索を行った。その結果、入手できる確率が最も高かったのはトルコ航空で98%、最も低かったのはスカンジナビア航空で2%だった。

The Wall Street Journal(元ネタはこちら

どんな上顧客にも、特典航空券で使える座席をがんがん増やしたり、無料アップグレードをどしどし提供する気はSASにはありません(たぶん)。ビジネスクラスやプレミアムエコノミー的な席へのアップグレードは、いつの間にやら入札制になっております(↓の写真は入札画面)。

お金を払ってでもアップグレードしてゆったりフルフラットシートで帰ってきたいとか一瞬思ったけれど、機内食がやっぱり不味かったときの衝撃を想像したら最低入札金額ですら払うのが惜しい……と思ってしまって、おとなしくエコノミークラスで飛んできましたとさ。