美しき生物圏保護区

2020年03月31日(火) 18:32

UXいろいろ, ヨーロッパ所々方々, Skåne, スウェーデン, マチとヒトの観察
BEAUTIFUL BIOSPHERE RESERVES
In addition to national parks and nature reserves, there are over 700 biosphere reserves around the world, and 7 of them exist in Sweden. The one in Kristianstad seems to be the oldest, and I got so amazed to find such a beautiful building was floating on the wetland to reserve the area as planned. Because of the COVID-19, the visitor center was closed, but the beauty of the area and the peaceful duck on an island proved the center had been working really well. Look forward to revisiting there.

国が指定するNationalpark(国立公園)と 県や市区町村が指定するNaturreservat(自然保護区)の他に、自然保護と持続可能な開発を両立するための新たなアプローチとしてBiosfärområde(生物圏保護区)というのがあります。UNESCOが主導している世界的な取り組みですでに124ヶ国に700を超える生物圏保護区があり、日本にも9ヶ所あるらしい……(知らんかったけども汗)。そしてスウェーデンには7ヶ所(日本より少ないのかー)あって、2005年にKristianstad(クリファンスタード)市の全面協力のもと作られたBiosfärområde Kristianstads Vattenrikeが国内初だそうです。人と自然の共生関係を長く維持していくことを目指し 、新たな知識の活用や技術の導入を試す社会実験の場として大切に運用されています。

ちなみにKristianstadは、Lund(ルンド)から車で北東へ1時間ほど行ったところにある人口約4万人の街です。

[1] ビジタセンターへ続く橋 [2] 建物脇の憩いの場 [3] 湿地につくられた遊歩道
ビジターセンターの建物

そのVattenrikeへはじめて行ってみましたが、こういう施設をこれだけ美しく作れるところ、そして最寄りの駅や街から徒歩圏内に作れてしまうところがスウェーデンのステキなところだというのが第一印象でした。そして残念ながら、コロナのおかげでビジターセンターは閉鎖中……。人間界の騒ぎなどお構いなしに日向ぼっこする鴨↓や飛び交う小鳥たちをしばし眺めてから退散しましたが、ビジターセンターの取り組みも気になるので騒ぎが収まったら再訪するぞ!

湿地に浮かぶ小島に佇む鴨