避難した教会美術と現代デザイン
2020年01月22日(水) 19:51
ヨーロッパ所々方々, ポーランド- ARTS ESCAPED FROM CHURCHES AND MODERN POLISH DESIGNS
- National Museum in Warsaw offers a great collection of arts, but we focused on only the medieval arts that seemed to have escaped from the churches (not to be destroyed by the wars) and the history of modern polish designs. Both were interesting exhibitions (in a pretty small scale), and its museum shop was quite good to come before hunting things around in town.
最後に向かったのは、NMW(ワルシャワ国立美術館)です。空港へ向かう前のかぎられた時間だったので、絵画はぜんぶパスして目標をふたつに絞りました。
ひとつ目はかなり小規模ながらもポーランドデザインの変遷をざっくり紹介してくれるコーナー。椅子と陶磁器とテキスタイル[1][2]が多めでしたが、子ども向けデザインコーナーがあったのはすこし印象的かな。1970年代に入ってから、他国に追いつけ追い越せとがんばってきたんだぜ!という主張もなにげに心に残りました[3]。ミュージアムショップで買えるものも多いから、すてきデザインのおみやげ狙いなら、まずここの美術館+ミュージアムショップへ足を運ぶのがオススメかもしれない。
そして、中世の教会美術の数々を集めたエリアは期待以上でした。その多くはかつて教会にあったもので、展示の説明に教会名が記されていました。つまり……、戦争で破壊される前に持ち出されたり、隠されたりして、なんとか難を逃れたという代物たちなのだと思います。教会にあったらこんな間近に見られるはずのないものばかりだろうなー。運び出してくれた人たち、大変だったけどお手柄でしたね。その人たちも同様に難を逃れられたかどうかが気がかりです。