いろいろと信用ならない?!
2019年08月27日(火) 18:42
UXいろいろ, ヨーロッパ所々方々, ウクライナ, マチとヒトの観察, 食べるモノコト- NOT TRUSTWORTHY ENOUGH?
- Menus at any restaurants in Kiev offer the weight of each dish, which made me wondered why. According to a hotel receptionist, providing the weight info is pretty common in Kiev (she was not sure if it's common in Ukuraine) to prove the promised amount of food for the price is to be served. At the airport, pretty many people were using the service to pack the suitcases with plastic, maybe because they don't trust the airport baggage screeners. The popularity of Uber could also be a sign of that some services are not trustworthy. Sad, but it could be a passing point for any countries to go through to achieve a certain level of credibility.
ウクライナのレストランでは、メニューにかならず料理の重さが記されていました。
二回も行った麺屋武蔵のメニュー(写真[1])の“NOODLES”欄を見てください。“WITH CHICKEN DEEP FRIED”は、閑散期なら92UAH(約386円)、通常料金は115UAH(約483円)で、その容量は400グラムです。写真には写っていませんが、肝心のラーメンも、小さいサイズは350グラム、大きいサイズは700グラムとなっていました。それを見て、「小さいサイズで350グラムって、すでに多いわ!」と思ったのですが、麺の量ではなくて、具やらスープやらを含めての総重量でした。
チェルノブイリ弾丸ツアーから戻って遅い食事をしに行ったMAFIAのつくる寿司屋(イタリアンレストランが寿司も出すというのがホントのところですが…)でも、とびっ子たっぷりのロール寿司は「205Г」と重量表記がありました(写真[2])。「Г」は英語の「G」に相当します。そして、ボルシチが美味しかったウクライナ料理のお店のメニューにも「重量+値段」が書かれていました(写真[3])。
ホテルをチェックアウトするときに、レストランのメニューに重量表記があるのはなぜ?と聞いてみたら、自分が払うことになる金額に見合うかどうかを量で想定できるようにするもので、納得がいかないとシェフを呼びつけて、目の前で重量を確認してもらうような客もいる……という説明でした。彼らはずっとそういう文化の中で育ってきたからあたり前と思っていたようで、「他の国はちがうの?」みたいな反応だったのも新鮮。
空港は、ウクライナから飛び立とうとする人たちでごった返していましたが、スーツケースをビニールでぐるぐる巻きにするサービスがめっちゃ使われていて驚きました(写真[4]~[6])。盗難防止……だよね? 預けた手荷物が開けられて、金目のモノが盗まれるっていうのはひと昔前にはよく聞いた話だけれど、空港職員がそんな悪さをする可能性が疑われているってことですね、この国ではまだ。それにカウンターに並んでいる人たちは、手荷物を預けようとしていて、わたし達も一度そこに並んだのだけれど、待てど暮らせど進まないのでセルフカウンターを探りに行き、職員に「あっちに並ぶより、セルフで預けるほうが確実かな?」と聞いたら、「システムがよくフリーズするので確実とは言えないけど、今日は調子が良さそうだよ」とか笑顔で言われてちょっと引いた笑。いろいろと信用ならない……というのがウクライナのデファクトスタンダードなのかな? Uberがかなり成功しているのも、タクシーでボラれる心配をしなくて済むっていうのがデカイのかもしれない。